「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:前日高値を突破できるか・・・80日線が位置する昨年高値151.91円前後から12月安値140.26円前後への下落幅に対する61.8%戻しの水準を明確に上抜けると一時148.53円前後まで上昇しました。しかし、その後は押し戻されて上ヒゲを伸ばしています。本日も上値が重く148円を割り込み小陰線を形成中です。148円台に持ち直せない場合は80日線147円台半ば付近まで押し戻される可能性があります。ただ、148円台を再び突破すれば前日高値や149円台を視野に入れた展開となりそうです。
ドル/円 日足チャート
トレード方針:押し目買い方針
②相場展開の予想・・・148円を割り込んだことでやや上値が重い状況となっています。しかし、上昇基調途中の調整下落と見られるため押し目買いポイントを待ちましょう。
③トレードタイミング・・・押し目買いポイントは、147.50円、147.00円付近とみます。また、148.00円を突破した後は買い場となる可能性がありますが、上値が重い展開となることも考えられます。利確はこまめに行ったほうがいいでしょう。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・ 本日は、50%台に低下した米3月利下げの折り込み度がさらに低下するかどうかがドル/円が上伸するカギとなりそうです。NY市場ではボスティック・アトランタ連銀総裁による講演が控えています。利下げに対する見解を示すかに関心が集まっています。その他、米12月住宅着工件数や米新規失業保険申請件数の結果に注目です。
1/18(木)
21:30 ECB議事要旨
21:30☆ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
22:30☆米12月住宅着工件数
22:30 米12月建設許可件数
22:30☆米新規失業保険申請件数
22:30 米1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
24:15☆ラガルドECB総裁講演
25:00 EIA週間原油在庫統計
26:05☆ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
----- 世界経済フォーラム(ダボス会議、~19日)
1/19(金)
08:30 日本12月消費者物価指数
※☆は特に注目の材料
『17時からFXライブ配信』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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