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豪ドル/円 今日の見通し「どうなる中国CPI?デフレ加速で豪ドル安の連鎖に要警戒」2024/1/12

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・NY原油先物市場は反発。イランが米国への報復として石油タンカーを拿捕したとの報道から原油の供給懸念が広がった。終値は前日比+0.65ドルの1バレル=72.02ドル(1月11日)。

・1月10日に発表された豪11月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+4.3%となり豪州のインフレは前月(+4.9%)から大幅に鈍化した。
10月25日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+5.4%となり、前四半期(+6.0%)から鈍化した。

・12月14日発表の豪11月雇用統計は、雇用者数が市場予想(1.15万人増)を大幅に上回る6.15万人の増加だった。失業率は3.9%へ上昇、労働参加率は67.2%へ上昇し過去最高を記録した。

・12月5日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。

今日のメインシナリオは

どうなる中国CPI?デフレ加速で豪ドル安の連鎖に要警戒

昨日の豪ドル相場は下落となった。米12月消費者物価指数(CPI)が前年比+3.4%と前月や市場予想(+3.1%、+3.2%)を上回る結果となり、米ドルが全般的に買われた影響を受けたためだ。
本日は中国の12月CPIが発表される。中国のCPIは過去2カ月連続で前年比マイナス(10月-0.2%、11月-0.5%)となっている。価格の下落は経済の停滞による需要の減退などが要因として考えられるため、経済にとって良いものとしては捉えられない。本日発表される中国12月CPIの市場予想は-0.4%となっている。市場予想を下回ることになると中国経済の先行きに対する不安から、中国と交易関係の強い豪ドルは売られることになりそうだ。ただし、先日中国人民銀行(PBOC)が「多様な金融政策ツールを活用して中国経済を支えることが2024年の優先課題」と表明しているため、PBOCによる支援策への期待から豪ドル相場が支えられる可能性もある。

この先の個別相場変動

■中国12月CPIが予想を下回る
⇒中国の景気減速は予想以上に進んでいる
⇒豪ドルは中国と交易関係が強い
⇒豪ドルは売られる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日米株価動向
10:30 中国12月CPI

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り空に雨がぱらつき、豪ドル/米ドルは曇り空に太陽が覗く。5時に豪ドル/円のストキャスティクスで買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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