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豪ドル/円 今日の見通し「中国MLFは据え置き予想だが…利下げなら豪ドルにも支援材料」2023/12/15

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・12月14日発表の豪11月雇用統計は、雇用者数が市場予想(1.15万人増)を大幅に上回る6.15万人の増加だった。失業率は3.9%へ上昇、労働参加率は67.2%へ上昇し過去最高を記録した。

・NY原油先物市場は反発。国際エネルギー機関(IEA)が月報で2024年の世界石油需要見通しを引き上げたことが買い材料となった。終値は前日比+2.11ドルの1バレル=71.58ドル(12月14日)。

・12月5日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。

・11月29日に発表された豪10月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+4.9%となり豪州のインフレは前月(+5.6%)から大幅に鈍化した。
10月25日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+5.4%となり、前四半期(+6.0%)から鈍化した。


今日のメインシナリオは

中国MLFは据え置き予想だが…利下げなら豪ドルにも支援材料

本日は中国の11月小売売上高が発表される。市場予想は前年比+12.5%と大幅な増加となっているが、これは昨年11月の中国小売売上高が低調な結果であったためだ。前年比で好結果であってもあまり額面通りに受けない方が良さそうだ。
本日、中国は1年物中期貸出制度(MLF)金利も発表する。MLFは中国人民銀行が市中銀行に短期(1年)で資金を貸し付ける際の金利だ。ここ最近の中国の経済指標を見るとCPIが前年比でマイナスに転じるなど、中国経済の減速懸念が台頭している。MLFの市場予想は2.50%で据え置きとなっているが、景気支援のために利下げの可能性も僅かだが残るため警戒しておきたい。中国経済浮上の期待が高まる内容となれば、中国と交易関係の強い豪ドルにとって支援材料となるだろう。

この先の個別相場変動

■中国人民銀行がMLF金利を引き下げる
⇒市場予想は据え置きが優勢
⇒サプライズとなる
⇒中国の景気が下支えされるとの期待が台頭する
⇒豪州は中国と交易関係が強い
⇒豪ドルは買われる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

中国MLF金利
中国11月小売売上高
日米株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは雨。4時に豪ドル/米ドルの移動平均で売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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