「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆：外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①週足：145円を視野に入れた展開か・・・前週は、13週移動平均線を下抜けた上に前々週の安値を更新して越週しました。そのため今週も上値の重い相場展開が想定されます。足元では146.20円台まで下落するも26週線や7月安値から11月高値への上昇幅の38.2％押し水準（146.30円付近）で下げ渋っています。仮に同水準を割り込むようだと145円台へ差し込む可能性があります。なお、144.00円-145.00円は下値支持ゾーンとして意識される可能性があります。同支持ゾーンでは押し目買いが入り反発することも考えられるため注目しましょう。
ドル/円 週足チャート
トレード方針：戻り売り方針
②相場展開の予想・・・短期的な下落基調に変化はありません。そのため戻り売り優位の相場展開が想定されます。
③トレードタイミング・・・戻り売りポイントは、146.80円‐147.00円、147.60円、147.80円‐148.00円程度の水準とみます。
ドル/円 60分足 ネオチャート（図1）
ドル/円 外為注文情報（図2）
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・ 今夜は、ドル/円に直接影響する重要イベントが控えていません。また、先週末にパウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長が追加利上げに慎重な姿勢を示したこともあり本日のドル/円は上値の重い相場展開となりそうです。
12/4（月）
16:00 トルコ11月消費者物価指数
16:00 独10月貿易収支
16:30 スイス11月消費者物価指数
17:45 デギンドスECB副総裁講演
20:30 ディングラ英MPC委員講演
23:00☆ラガルドECB総裁講演
24:00 米10月製造業新規受注
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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