「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆：外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①週足：短中期線に挟まれレンジか？・・・前週は、147円台へ軟化する場面がありましたが、26週移動平均線を下値支持に反発すると149円台へ持ち直しました。そうした動きから下ヒゲ陰線が形成されるも13週線を上値抵抗とし伸び悩んでいます。147.00円-150.00円のレンジが意識されつつ、どちらかにブレイクしたことで新たな動きが生じるか注目です。仮にブレイクした際は、上値が151.90円、下値は145.00円を意識した展開も考えられます。
ドル/円 週足チャート
トレード方針：レンジを意識した取引
②相場展開の予想・・・147円-149円台のレンジが想定されますが、足元では149円を割り込みました。149.00円前後を上値に伸び悩むようだと下値を探る展開も考えられますので、売り場を探っていきたいです。
③トレードタイミング・・・戻り売りポイントは、149.00円や149.70円付近と見ます。なお、148.40円-148.60円付近が下値支持になる可能性があるため、同水準の動向に注意しましょう。
ドル/円 60分足 ネオチャート（図1）
ドル/円 外為注文情報（図2）
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・ 本日は米感謝祭休暇明けのNY市場の動向に注目が集まります。しかし、新規手掛かり材料に乏しく市場の動意は高まりにくいと考えられます。80日線（148.36円）・10日線（149.64円）水準のレンジ相場が意識されそうです。
11/27（月）
21:00 メキシコ10月貿易収支
23:00☆ラガルドECB総裁講演
24:00 米10月新築住宅販売件数
25:30 米2年債入札(540億ドル)
27:00 米5年債入札(550億ドル)
11/28（火）
09:30 豪10月小売売上高
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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