読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

ドル/円、150円前半が買い場!「ユーロ」も買い時!【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

FXトレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2023年11月15日16時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

今週はドル/円が冴えないものの、ユーロ/円が大きく上昇しています。
昨日、米CPIの結果は全て市場予想を下回り、インフレ低下が確認されました。
株式市場も上昇し、ドルは下げましたが、クロス円は上昇しております。
前回のコラムで、ドル/円とユーロ/円の同時持ちを推奨させていただいておりましたが、今のところワークしております。

2023年11月8日掲載
https://www.gaitame.com/media/entry/2023/11/08/160000

今週も引き続きこの戦略を前提に分析していきます。

目次

▼ドル/円、時間足はアセンディングトライアングル形成中?
▼ユーロ/ドルはネックライン待ちか?

ドル/円、時間足はアセンディングトライアングル形成中?

出所:Tradingview

今週に入り、ドル/円は151.90円の昨年高値に急接近しましたが、米CPI低下により、反落しました。
先日つけた高値を僅かに上回ったものの反落となりますと、さすがに介入警戒感と相まって152円は重そうです。
しかしながら、トレンドラインは健在で順調に安値を切り上げておりますので、下げたところは日米金利差も十分あることから、買い場提供になっているのでしょう。
本コラムでも何度もご紹介しておりますが、現在1カ月ドル/円をロングしますと、約70pips強のスワップ金利が取得できます。

スワップポイントカレンダー
https://www.gaitame.com/service/fx/swap-cal.html

よって、時間の経過とともに、下値が堅くなり(ロングトレーダーの損切り条件が徐々に緩和されるため)、結局上値を追いかける展開となるのでしょう。

米国の金利は5.50%
日本の金利は-0.1%

政策金利差は5.6%もあり、リーマンショック前の水準を超えております。
米国CPIは順調に低下しておりますが、それでも向こう半年は利下げ出来ないでしょう。理由としてはCPIが高触れた期間が2年程度になりますので、例えばCPIが±0.0%になったとしても、その水準をさらに半年~1年は継続しなければ、元々の物価水準の上昇率に下がらないため、物価上昇分の相殺できません。
通常水準に物価が収まることをまだ米国政府は期待していますのでCPIがさらに低迷したからといって政策金利の引き下げはできないと考えております。
以上のことから、金利差拡大期間というのはまだまだ続くというわけです。
さて、話は逸れましたがドル/円の4時間足はトレンドラインをバックに買い戦略をたてておきます。
トレンドラインですから、時間の経過とともに下値が切り上がってきますので、ざっくり150.00-150.50円ゾーンで拾いに行くスタンスでよろしいのではないでしょうか。
下値を切り上げながら、水平線で上値をおさえられている形状は、アセンディングトライアングルというフォーメンション分析です。
152円を突破しますと、テクニカル的には大きく上昇しやすく、さらに152円が強固なサポートラインとして機能もしやすい傾向があります。
高値ブレイクを前提で勝負するならば、ぜひとも152円以下ではポジションを作っておきたいところです。
もちろん、152円手前で何度も利食いのチャンスもあると思いますので、回転させるポジションとスイングで持つポジションと2つに分けてトレードしていくと良い結果が得られるのではないでしょうか。

ユーロ/ドルはネックライン待ちか?

出所:Tradingview

続いて、ユーロ/ドルをピックアップしました。
先週のコラムではユーロ/円でしたが、もちろんまだポジションは持っております。
ドルが売られているので、ユーロ/ドルは上昇しやすい形状です。
半値まで戻しましたが、少し上抜けております。
欧州エリアは米国ほどインフレ率が収まっていませんので、来年仮に政策金利を引き下げるタイミングがあっても米国よりも半年以上遅れる可能性が今の所は高いです。
よって、欧州の利下げは来年の12月ごろかもしれません。
欧州も政策金利が4.5%と高く、ユーロ/円の金利高期間が長いことを見据えると、その期待で買われている可能性があります。
また米ドルから一部資金が先回りして流れていることも考えられます。
その動きが現状でているのではないでしょうか。押し目買いを模索します。
ユーロ/ドルは50%の半値レジスタンスラインだったポイントが、今度はサポートとして意識されそうです。
1.0860水準ですので、浅い押し目から入っていくアクティブな戦略が1つ。
もう一つは、38.2%戻しの水準もネックラインのサポートラインが引けますので、指値注文を置くなら1.0765手前付近からの押し目を狙うと良いのではないでしょうか。
ユーロは引き続き強気です。ユーロ/ドルがこの水準まで下落したタイミングでユーロ/円も同時に成行買いしていく戦略はありかもしれません。
今週後半も引き続きドル/円の買い、ユーロ/円の買い、そしてユーロ/ドルも追加で買いを狙っていけたらと考えております。

 

【ひろぴー氏出演動画】

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。