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FXトレード戦略:為替介入を警戒しながらドル円・ユーロ円の買いで攻める 2023/11/13(月)井上義教

配信期間が終了しました。
最新動画は【明快!テクニカルレビュー】で公開しています。

動画配信期間:2023/11/13~2024/02/13

大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「FX ウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします!

時間がない方向け「ポイント要約」ドル円
・チャート的には買いから入るべきという判断に傾かざるを得ない
・ただし介入にビクビクしながらという条件付き
ユーロ円
・ドル円よりも若干強いイメージ
・大きな下落を招くような印象は描きにくい
ポンド円
・若干元気のない動き
・今ここで買う必要はあまり感じない
豪ドル円
・短期の移動平均線と中長期の移動平均線に挟まれた
・ちょっと動きにくい展開
ユーロドル
・上値の重い展開
・条件をつけて買い方向で見る

 

目次

0:00 ドル円分析
1:34 ユーロ円分析
2:32 ポンド円分析
3:23 豪ドル円分析
4:23 ユーロドル分析
5:42 ポンドドル分析
6:03 豪ドル米ドル分析
6:18 トレード戦略まとめ
6:53 【PR】口座開設特別キャンペーン

要約

ドル円の日足のチャートを見る限り、買いで入ってずっと持っておけば良さそうなチャートではあるんですが、そう簡単にはいかないですよね。終わり値ベースで高く引けて、MACDも再び0ラインより高いところでゴールデンクロスということで、チャート的にはちょっと強いかなという印象です。ただ、前回MACDの0ラインの上側でゴールデンクロスしてるんですが、そこからふるい落としかかってますので、今回はどうなのっていう感じもします。ファンダメンタルズを考えても、円を買うというのは介入以外ではなかなか考えにくいような気がします。介入にビクビクしながらという条件付きではありますが、チャート的には買いから入るべきという判断に傾かざるを得ないのかな、というのが見た目の判断です。

ユーロ円はドル円よりも若干強いイメージです。3本の移動平均線が扇型に開き始めています。とはいえ、長期の移動平均線と実体線の乖離がまだ4円にも満たないという、非常に加熱感の伴っていない上伸ですので、チャート的には大きな下落を招くような印象は描きにくいかなと言ったところ。

ポンド円は若干元気のない動き。高い位置はキープしてるんですけどね、ドル円、ユーロ円と比較するとちょっと物足りないかなという印象です。とはいえ、中長期の移動平均線がゴールデンクロスを見せていますし、チャート的には時間の経過と共に売り方が苦しくなってくる展開と考えて良いと思います。リスクテイクするのであれば、高く引けてから買いとか、そんなイメージでしょうか。今ここで買う必要はあまり感じない、選択肢としてはドル円、ユーロ円を選べばいいんじゃないかという気がしますので、優先順位は下がるかなという気がします。

より優先上位が下がるのが豪ドル円です。短期の移動平均線がしっかりレジスタンスにワークしてる状況ですし、金曜日は下ヒゲを伴なって一応下げ止まりの様子は見せていますが、戻ればおそらく高いところで買った人の戻り売りが待ち構えてるんじゃないかと思いますので、買われればジリジリした動き、売られたら金曜日のような形で戻すのかなという感じですかね。短期の移動平均線と中長期の移動平均線に挟まれて、ちょっと動きにくい展開になるのではないかなという風に思います。

ユーロドルも、久しぶりに高く引けたので、もうちょっと上あるのかなと思ったんですが、上があったのは月曜日の上ヒゲだけ。その後、長期の移動平均線が下落基調を保っていて、これに沿うような形で実体線が価格移動を行っている。ちょっと上値の重い展開。ただし、11月3日の陽線をカバーするところまで売られていないということで、中長期の移動平均線に挟まれるような展開になっていますよね。MACDも0ラインを超えてきていますし、この陽線の効果はまだ残ってると思いますから、高く引けたらという条件付きでしょうかね。例えば木曜日の高値を超えて今日引けるようであれば、それは同時に長期の移動平均線の水準も超えてくる形になりますし、今のところまだ終わり値ベースで長期の移動平均線を超えて引けた日はありませんので、そういうような形で目に見えてチャートが良くなったら買う。下がるようだったら見送るなど、条件をつけて買い方向で見るというのはいかがでしょうか。

ポンドドルも長期の移動平均線に戻ることなく陰線続きで売られてしまいました。ユーロドルとポンドドルだったら、やっぱりユーロドルかな。ポンドの個別の事情があるんだろうなっていう風に思いますけど。

豪ドル米ドルは豪ドル円と同じような形で、短期と長期の移動平均線が再びデッドクロスということで、ちょっと買いにくい状況だと思います。

ファンダメンタルズでアメリカの金利がどうなるのかというのと、景況感と、ガザの問題は今のところFXは全く無視していますが、その辺りもちょっと心配です。それから、今週は経済指標が結構出てきますので、その辺を見ながら方向性を見定めたいと思います。介入は怖いけど、ユーロ円、ドル円の買いで攻めるというのがチャートから導かさ れる答えのような気がするなという感じがしております。

「FX ウィークリーテクニカルレポート」
hhttps://www.gaitame.com/media/entry/2023/11/13/093705

 
井上義教 氏
株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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