「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①週足:150円突破に失敗・・・13・26・52週線が上向きを維持していることから上昇トレンドは継続と見れます。しかし、2週連続で終値での150円突破を失敗しており先週は上ヒゲの長いローソク足となりました。そうしたことから13週線を下値支持に底堅い可能性もありながら、150円台が上値抵抗と意識されて方向感の出にくい展開が続きそうです。
ドル/円 週足 ネオチャート
トレード方針:レンジ取引
②相場展開の予想・・・上昇トレンドが継続しているが150.00円付近が上値抵抗と意識されているため、149円台を中心とした値動きになる可能性があります。
③トレードタイミング・・・149.00円~150.00円のレンジで考えて、149円台前半では押し目買い、150.00円付近で反落すれば戻り売りタイミングを探っていきましょう。レンジ相場だと利確はこまめに行ったほうがいいでしょう。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・ 米労働市場の軟化により米利上げ終了観測が浮上していることからドル売りが入りやすい局面となっています。そうした中で低金利の円が売られやすいことに変わりないことから今夜のドル/円は、ドル売りと円売りが拮抗して149円台を中心に方向感の出にくい展開となりそうです。
11/6(月)
25:00 ウォラーFRB理事講演
26:00 ピルMPC委員講演
27:00 ナーゲル独連銀総裁講演
※☆は特に注目の材料
ライブ(17時から)で注目ポイントを解説
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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