「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆：外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足：年初来高値（151.71円）を更新・・・前日の日足は大陽線となり約2円の上昇幅を見せています。そうした中で年初来高値（151.71円前後）を更新するなど強気な相場展開となっています。また、10・20・80日移動平均線が上向きを維持しており、RSIが50ライン近辺から急上昇していることからも上昇トレンドが継続していることが分かります。昨年高値（151.94円前後）を前に伸び悩む動きを見せていますが、148円を割り込むまでは短期的なトレンドに変化はなさそうです。
ドル/円 日足 ネオチャート
トレード方針：買い目線
②相場展開の予想・・・前日に大幅上昇した反動で調整売りが入りやすく、日本政府関係者から円安けん制が相次いでおり、政府・日銀による円買い介入への警戒感が高まっています。そうしたことから伸び悩む可能性はありますが、上昇トレンドに変わりありませんので、基本は押し目買い方針で考えて行きましょう。
③トレードタイミング・・・押し目買いポイントは、151.00円‐151.10円や150.50円‐150.60円程度と見ます。仮に昨年高値付近である152.00円を突破すると再び勢いが増す可能性があるため買い場を探っていきましょう。
ドル/円 60分足 ネオチャート（図1）
ドル/円 外為注文情報（図2）
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・今夜は、米連邦公開市場委員会（FOMC）が金融政策を発表します。今回も政策金利を据え置くとの予想が大勢を占めています。FOMC声明やパウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長の記者会見から追加利上げの可能性が読み取れるかが焦点となるでしょう。
11/1（水）
16:00 トルコ10月製造業PMI
17:30 スイス10月製造業PMI
18:30 英10月製造業PMI・改定値
21:15☆米10月ADP全国雇用者数
22:45 米10月製造業PMI・改定値
23:00☆米10月ISM製造業景況指数
23:00 米9月建設支出
23:00☆米9月JOLTS求人件数
23:30 EIA週間原油在庫統計
24:00 メキシコ10月製造業PMI
27:00☆FOMC政策金利
27:30☆パウエルFRB議長記者会見
※☆は特に注目の材料
ライブ（17時から）で注目ポイントを解説
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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