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ドル/円、あの急落はステルス介入?上昇基調継続し、今月中に昨年高値超え!?【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

FXトレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2023年10月4日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

昨晩は23時に米8月雇用動態調査、通称:JOLTSが発表されました。
市場予想(880万件)→結果(961.0万件)と大幅な上振れを受けてドルと長期金利が上昇、ドル/円は一ドル150円の大台に乗せました。
その直後に急落し、150.15円から一時147円台中盤まで下押ししました。
あまりにも流動性が薄く、各社安値が違うのですが、147.30-147.50あたりが安値となりました。
本日も昨晩の値動きは介入だったのか?と議論が絶えませんが、財務省からのコメントはありません。
ステルス介入を打診的に入ってみたというレベルではないでしょうか?
ただ今回の下落は、下値の目安を作る布石になったと思います。
147.00円割れに今後ストップが多く置かれることとなるでしょう。為替介入の下調べとして流動性チェックだった可能性もあります。

目次

▼ドル/円4時間足200SMAにサポート
▼ドル/円、クロス円が難しい時は他の通貨ペアを

ドル/円4時間足200SMAにサポート

出所:TradingView

ドル/円4時間足チャート分析です。
SMA200におおよそサポートされて反発傾向にあります。
昨年の値動きから予想しますと、このあと149-150円で揉み合いレンジとなり、最終的には突破して新高値をつけにいくイメージで、それにかかる時間は1-2日程度と予想します。
また金曜日に米雇用統計ですが、あえて指標発表前に仕掛けが入ると、意外にも伸びるのではないかと予想しております。雇用統計前に日銀は介入も出来ないでしょう。
よって、仮に雇用統計前に150.15円を突破しますと、151円ぐらいまでは上昇するかもしれません。
ここからの価格帯はテクニカルやファンダメンタルズよりも、ボラティリティを予想した戦略を重視していくと良いと考えます。

そして日本円も売られておりますが、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/ドルと比較しましてもドル独歩高状態で、日本円が決して独歩安という状況でもありません。
米超長期金利も断続的に上昇しており、30年債利回りは4.91%と間も無く5.00%に到達する勢いです。
経験上、こういったドルを中心に動く為替市場は、簡単に方向感を変えません。
大きな潮流に飲まれながらゆっくりとその方向に動く傾向がありますので、逆らわずに少額で順張りを繰り返していくと良いと思います。
毎週同じコメントを残しますが、やはりジリ高な上昇局面を継続するのではないかと個人的には考えております。
目先ターゲットとして、今月中に昨年の高値を超えていくイメージで買いトレードを継続していきたいと思います。

ドル/円、クロス円が難しい時は他の通貨ペアを

出所:TradingView

ユーロ/豪ドル4時間足です。
本日で3週連続?当コラムで欧州通貨売り、オセアニア通貨買いをご紹介しておりますが、変わらず戻り売りトレードを繰り返しています。
昨日今日ですが、1.6650豪ドル付近まで上値を伸ばしてきました。
ここはフィボナッチでいう50%戻し&過去に何度も止められたレジサポラインでテクニカル的には重要局面に差し掛かってきました。
急騰の理由はRBAを機に上昇したのですが、市場の一部では利上げ予想に傾いていたものと予想されます。(筆者も同じくその口でした。。。)
市場予想通りという結果だったものの、少しショートカバーが強めに入ったのではないでしょうか。
声明では、特段ハト派と断定できる材料は少なく、引き続きインフレ率上昇に注視するといった内容で、利上げの余地はまだあるかな、というイメージです。
豪・住宅建設許可件数も昨日は2.5%→7.0%と大幅に市場予想を上回りました。
オーストラリア経済も米国と似たようにところどころで経済指標が良好な数字が目立ちます。しかしながら、政策金利はまだ4.10%なので、上昇の余地は残していると考えます。
中国経済の動向は引き続き注視ですが、正直いつリセッションが来るか想像はできません。意外にも細く長く踏ん張りを見せるのではないかと筆者的には考えを改め始めており、この1年で大きく上昇した値幅分を消しにくるのではないかと予想します。
引き続きユーロ/豪ドルをショート継続、前述通り、レジスタンスラインをバックに戻り売りを、ストップは1.6800豪ドルより上に置いて、200-400pips狙うトレードでスイングしていく予定です。

【ひろぴー氏出演動画】

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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