「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:上昇基調継続・・・10・20・80日移動平均線が上向きで強気のパーフェクトオーダーを維持しています。150.16円前後へ上昇した後に147.31円前後まで急落しましたが、すぐに149円台へ持ち直し下ヒゲの長い陰線となっています。150円台から急落したことで上値の重さが意識され同水準では伸び悩むことが予想されますが、上昇基調は継続していることから下値も限定的となりそうです。
ドル/円 日足 ネオチャート
トレード方針:押し目買い方針
②相場展開の予想・・・150円台からの急落は、日本政府・日銀による円買い介入(隠密介入)ではないかとの声がある一方で、急落前後の値動きから円買い介入ではなく、追随売りやストップロス、アルゴリズム取引の影響と考える向きもあるようです。いずれにしても150円台が強く警戒される水準となり本日は149円台後半では伸び悩む展開となりそうです。
③トレードタイミング・・・以下の60分足を見た際の押し目買いポイントは、148.80‐149.00円程度と見ます。また、直近高値149.32円を明確に突破すれば小幅に上昇する可能性があるため買い場を探していきたいです。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・米8月JOLTS求人件数が市場予想に反して前回から増加しており米雇用市場が堅調と見られる中で、今夜は米9月ADP全国雇用者数に注目が集まります。また、その後に発表される米9月ISM非製造業景況指数も注目されており結果次第ではドル/円は強く反応しそうです。
10/4(水)
16:50 仏9月サービス業PMI・改定値
16:55 独9月サービス業PMI・改定値
17:00 ユーロ圏9月サービス業PMI・改定値
17:00☆ラガルドECB総裁講演
17:30 英9月サービス業PMI・改定値
18:00 ユーロ圏8月生産者物価指数
18:00 ユーロ圏8月小売売上高
20:40 デギンドスECB副総裁講演
21:15☆米9月ADP全国雇用者数
22:45 米9月サービス業PMI・改定値
22:45 米9月総合PMI・改定値
23:00 米8月製造業新規受注
23:00☆米9月ISM非製造業景況指数
23:25 ボウマンFRB理事講演
23:30 グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
※☆は特に注目の材料
ライブ(17時から)で注目ポイントを解説
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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