「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:調整下落どこまで?・・・10日移動平均線が下向き、20日線が横ばいとなる中で2本の移動平均線を下抜けてきました。RSIが急角度で下向いていますが、50ラインで反発するか下抜けて売りバイアスが強まるか注目したいところです。
②4時間足:トリプルトップ形成・・・9月に入り三度147.80円台で上値を抑えられて反落。147円を明確に割ったことで売り圧力が強まり145.91円前後まで下値を拡大しています。その後は、146.00円を下値支持に底堅く推移しています。このまま持ち直した際に147.00円前後を戻り高値に反落か上抜けて上昇していくのかがポイントとなりそうです。
ドル/円 日足 ネオチャート
トレード方針:押し目買い方針
③相場展開の予想・・・軟調推移となっていますが、視野を広くすると上昇基調途中の調整下落とも見てとれます。そのため、基本は買い目線で買い場となるポイントを待つことが重要となりそうです。
④トレードタイミング・・・以下の60分足を見た際の押し目買いポイントは146.00円前後と見ます。また、146.30円を上抜けてくるとさらに反発基調を強めそうです。一方で明確に146円を割り込んだ場合は、売りバイアスが強まる可能性があるため様子見が無難でしょう。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
⑤ポイント解説・・・今夜は、注目イベントが予定されていません。そうした中で、東京市場のドル/円は日銀の金融政策正常化を巡る思惑から軟調(円高基調)となっています。海外勢の反応に注目です。
9/11(月)
18:00 欧州委員会経済見通し
21:00 メキシコ7月鉱工業生産
26:00 米3年債入札(440億ドル)
※☆は特に注目の材料
動画で注目ポイントを解説
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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