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ドル円急落!介入が怖いレベルだがドル高の流れは継続?  2023/9/11(月)井上義教

配信期間が終了しました。
最新動画は【明快!テクニカルレビュー】で公開しています。

収録日:9/10
動画配信期間:2023/9/11~2023/12/11

大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「FX ウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします!

時間がない方向け「30秒ポイント要約」振り返り
・ドル高の流れ
トレード展望
・対円で買えそうなのはドル円だけ
・ユーロドル売り継続
・介入の恐れがあるドル円買いよりユーロドル売りの方が良さそう

 

目次

0:00 相場振り返り
2:33 ラグビーとFXの共通点
4:41 介入警戒感
6:04 足元のトレード戦略&注意点
6:28 おしらせ

要約

先週末のチャートを見ると、ドル円が強いかなという感じがします。高く引けてますし、終値ベースで戻り高値更新してますね。強いんですが、その前に下ヒゲを伴っているので、しっかりついていけてる人がどれぐらいいるのかなっていう感じはします。ただ、対円で買えそうなのはもうドル円だけなんですね。
ユーロ円はドル円と真逆と言いますか、金曜日も下押ししてそのまま売られてしまう可能性もあっただけによく戻したなと思います。ただ、チャート的にはニュートラルに近いような感じです。
ポンド円も同様ですね。売られなかっただけ良しとしないと、ぐらいのイメージです。そして豪ドル円はアトランダムな動きで、上下動を繰り返してるだけという感じです。

対ドルに目をやりますと、ユーロドルは戻したものの売られて小陽線で安く引けてますので、売り継続かなという感じです。
それからポンドドル、これも前日の高値から売られて小陰線で引けてますし、売り継続という感じがしますね。
豪ドル米ドルも戻したものの、上ヒゲ伴って安く引けてるって事で、これも買えるチャートからは遠いという感じがします。
従って、先週金曜日の感じで言うとドル高ということなんですよね。個人的にはアメリカの金利はどこまでも上がるというのはちょっと考えにくいんですが、FXのチャートを見ているとまだドル高の流れで行くのかな、という風に考えざるを得ないようなチャート形成になっているという感じがします。

ラグビーのワールドカップが始まりましたが、私はラグビーの試合とFXのトレードにすごく共通点があると思ってます。例えば、初っ端のフランス対ニュージーランド、ニュージーランドの無策ぶりが目立つ試合でしたが、押されて仕方なしにキックをあげるみたいなものが、FXでいうと単調なトレードにナンピンを繰り返してどうしようもなくなる、みたいな感じに共通点を感じています。一方のフランス、特に目立ったプレーはないんですけど、淡々とやるべきことをしっかりとこなしている。FXで言うと、しっかりと切るべきポジションはしっかり切る、評価益を抱えているポジションはできるだけ引っ張ってみるとか、そういったようなところに通じるのかなっていう思いをすごく感じました。
ラグビーの世界って弱いチームが強いチームに勝つってことはまずないわけなんですけども、そこもFXのトレードと非常に通ったところがあるかなと。勝ち続ける人って、負けのトレードもあるわけですが、トータルするとプラスになるんですよね。負け組の人って、たまにプラスになることがあってもトータルするとやっぱりマイナスみたいな感じのところがあって、それを打開するためには自分を変えるしかないんです。
例えばユーロドルのチャートを見ていても、買いから入ってもなかなか収益につながりにくいんですよね。もちろん戻る局面はありますので売りっぱなしでいいのかというと決してそうではないのですが、やはり下向きの動きが実現されている時は売りから入る、それからドル円で言えば、高いところで買っちゃった人は投げさせられる局面だとは思いますが、これだけ中期長期の移動平均線が右上がりで短期の移動平均線も右上がり実体線が高いところに位置してるわけですから、基本は買いから入らないといけない前提。どこかで良い買いポジションを作ってそこから長く引っ張るようなトレードにつながれば、パフォーマンスも変わってくるんじゃないかなという気がします。

対円で言うと、買えるのはドル円だけっていう話をしましたが、どうしてもね、介入が怖いんですよね。レベルでやってくるのか、値動きでやってくるのか、ボラティリティでやってくるのか、それともやらないのか、そのあたりの腹の中というのはもう読み切ることはできないわけですけれども、チャート形状を見る限りは、ドル円は買いで入らざるを得ないというふうに思うんですね。
全体的に対ドルでドル高ということであれば、私はどちらかというと、いつ介入があるかわからないドル円を買うよりは、ユーロドルの売りで入った方がいいのかなと思っています。
ユーロドルは先週からずっと売り持ちを引っ張っている感じで、長いこと引っ張ってる割には全然儲からない。そんな感じでたまに戻りますので、結構ヒヤヒヤのポジションなんですけど、引けてみれば安いところで撤収ということで、引き続き売りでいいのかなという感じです。ボラティリティがないわけではないんですが、あくまでも日中の話であって、終値ベースで見ると実はあんまり動いてない。そういうちょっと天邪鬼な相場の状況は感じるところではあるんですが、とりあえずドル高に向かっているのでドルを買いましょうということにチャートを見る限りはなるのかなというふうに思いますね。

あまり対ドルで買い下がる形のトレードすると、ある時いきなり大きな陰線が出たりして、ギャーみたいな話になっちゃうと思いますので、やはりチャートを見てしっかりとトレードすべきじゃないかなというふうに思います。

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井上義教 氏
株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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