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ドル円見通し「今は下げをじっと待つことが大事」ペソ円「調整下げがしばらく続く」【マット今井 実践FXトレードのつぼ】2023/9/7

「多少の上下動はあるが、終わってみればドルが強い」という状態が続きそう【マット今井 実践トレードのつぼ】

収録日:2023/9/7

元邦銀ディーラーの今井雅人氏が現状の世界経済を詳細に分析し、今後の為替相場動向まで踏み込み見通しを示します。

時間がない方向け「30秒ポイント要約」振り返り
・トレンドが出づらくなってきた
・全体的にドルが強い状態が続いている
・円安水準だがドル円だけが進行
 →円よりドルに目が行っている状況
・メキシコペソ円が下落
 →ロングの調整売りがもう少し続く可能性が出てきたが、どこかで下げ止まるとは思う
注目材料
・米CPI(9/13 21:30)が非常に重要
 →3%切ってくると局面変わるか
トレード展望
・気が付けばドル高
 →「多少の上下動はあるが、終わってみればドルが強い」という状態が続きそう
・トレンドが出ず取りづらい→ドル円・クロス円の押し目買いを繰り返す
・経験上、下がるのをじっと待って買うということを基本方針とすることが大事
押し目買いポイント
ドル円:146円台~147円台前半
ユーロ円:157円台
豪ドル円:93円台
ポンド円:183円台

 

目次

0:00 相場振り返りと展望
2:06 円安水準だがドル円だけが進行
2:37 9/13の米CPIに注目
2:53 メキシコペソ円の動向と展望
4:02 足元のトレード戦略

要約「下げをじっと待つことが大事」

相場は相当難しくなってきているというか、トレンドが出づらくなってきてしまっています。結論から言うと、やはりドルは強いですね。ドル円も148円台に今達しようというところで何回か下がる局面ありましたが、すぐに戻ってきます。それから、ユーロドルもいったん巻き戻しで上がりましたけど、結局下がってきて、全体的にドルが強いという状態が続いているということです。
この背景は、やはり、相対的にアメリカの経済がしっかりしているということです。方向感がない中で、「やっぱりドルかなー」という程度の要因ではないかというふうに思います。それから、アメリカの長期金利もしっかりしていますし、一時期ほどの勢いはありませんけれども、10年債で4.2%ぐらいのところまでまたしっかり戻ってきていますし、全体的に見ると、底堅いアメリカの景気。そして、FRBのメンバーなどからの発言から見ていると、年内にもう1回利上げがあるんではないかというムードが少しずつ広がってきている。まだFFレートの先物市場を見ると、そこまで織り込んできていませんけれど、これが徐々に織り込んでくるということになると、ドルはまだしっかりしている。以前、ユーロドルは1.06ドル台がターゲットという風に言いましたけど、今1.07ドル台の前半まで来ていますから、だいたいそっちに近づいてるなという感じですね。
ですから、今後も非常にゆっくりなペースだとは思いますけども、私がいつも言ってる「気がつけばドル高」「気がつけば円安」、そういうような多少の上下動はあるんですけど、終わってみるとドルが強いという状態が続くんじゃないかなと思います。

円安についてはちょっとまちまちになってきまして、円安水準であるんですけれど、ドル円だけが進んでいるという感じですね。ユーロ円もやっぱり157円台から159円台でうろうろしてしまっていますし、ポンド円も同じような状況。それから、豪ドル円も93円台から90円台の間でうろうろ。どちらかというとやっぱりドルが強いということで、「円よりもドルに目がいってしまっている」というような状況だと思います。

そうなってくると、次の一番の大きなイベントは、やっぱり来週の米CPIですね。ここが非常に注目されます。どの程度CPIが下がってきたか、3%を切ってくると局面が変わってくると思うんですけども、そこをちょっと見ておきたいと思います。

そして、実はメキシコペソ円が少し下がってきています。例のメキシコ中銀の為替ヘッジプログラムの段階的縮小が発表されてからはズルズル崩れています。正直ここまで崩れるのは予想外だったんですけど、それだけポジションがたまっていたのかもしれません。今の動きを見ると、ロングの調整の売りというのはもう少し続く可能性が出てきたなという感じはしています。ただこれも、ショック療法ではありましたけれど、この為替ヘッジプログラムを段階的に廃止すること自体がペソ安誘導政策というわけではありませんので、影響はどっかで一時的なものに終わって、下げ止まってくるんではないかなと思っています。
昨日8.3円ぐらいまで一気にグッと1回下がる時あり、メキシコペソ円の日足の一目均衡表の雲の上限のところに一旦張り付いていますから、そのあたりが一つの目処かなという感じです。

いずれにしても非常に動きが緩慢で、細かく上下動するのでやりにくい状況です。やっぱりドル円での押し目買い、それからクロス円の押し目買いということを繰り返していかないと、なかなかトレンドが出ないので取りづらい相場だと思います。自分でやった経験上、やっぱり下がるのをじっと待って買うということを基本方針として、この1週間もやっていくことが大事じゃないかなというふうに思っています。水準としてはドル円は147円前半から146円台は買いになってきていますし、ユーロ円は157円台、豪ドル円は93円台。ポンド円は183円台、この辺のところはしっかり見ていきたいと思っています。

 
株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役
今井雅人
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。
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