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目先はドル買い?対円買いは介入を意識…ドル円買いよりユーロドル売り  2023/9/4(月)井上義教

配信期間が終了しました。
最新動画は【明快!テクニカルレビュー】で公開しています。

動画配信期間:2023/9/4~2023/12/4

大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「FX ウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします!

時間がない方向け「30秒ポイント要約」振り返り
・ドル円は米雇用統計後に下落も一気に切り返し
 →比較的高い位置でキープ
・ユーロドルは直近の安値を更新
トレード展望
・対ドルはドル買い方向に動きかけているかも
・雇用統計の結果ドルが買われた
 →目先はドル買いに傾けざるを得ない
・対円で買いポジションを作る場合は介入を意識
 →ドル円買いよりユーロドル売りが良さそう

 

目次

0:00 ドル円相場分析
1:10 ユーロドル相場分析
2:19 対ドル相場分析
3:12 対円相場分析
5:25 足元のトレード戦略&注意点
6:34 おしらせ

要約

何といっても、米雇用統計の後の動きですね。ドル円は144.44円あたりまで下がった後、強烈に戻しました。私は144.50円割れを売ったりしてましたので、まあとっとと買い戻しといて良かったということなんですけど、ちょっとこういう節操のない動きをされると、本当にどうなってるのかなーっていう印象ですね。ただ、終値ベースで比較的高い位置をキープしてるっていうのは否定し難い事実です。これでドル円を売るというのはちょっとしんどいだろうなというふうに考えるのが妥当ではないでしょうか。

対ドルで見ると、やはりユーロドルも水曜日に天井をつけてから追いかける形になりまして、先週末は終値ベースで安値を更新してきてるんですね。MACDもゴールデンクロスした後デッドクロスで下向きかなっていう感じですので、このチャートで買うという選択はないだろうなという感じがします。個人的には、アメリカの金利がここから大きく上昇するっていうのはシナリオとしてちょっと描きにくいというか、感覚的にインフレが5%とか、そういう水準からさらに上というのは、なかなか難しいんじゃないのかなという気持ちがやっぱり心の奥底にずっとありまして。そうするとドルを買うというポジションにはちょっとこう抵抗感がありますが、ユーロドルの動きを見るにつけ、ちょっとドルを売るというのもなんなのっていうね。

まあ、雇用統計の結果ドルが買われたという事実だけは変わりがありませんので、目先はドルを買うというポジションに傾けざるを得ないと思います。
対円は、今のところ介入はまだないのかなという気はしますが、対円で買いポジションを作る時はやはり介入のことを頭の片隅に入れておかないといけない。そんなに織り込んでないと思いますので、実際に介入が行われたら、結構下を攻めに行くんじゃないかなという気がします。
そうすると、ドル円を買うよりもユーロドルを売った方がいいのかなと。ましてや終値安値を更新してきていますので、しかもMACDの下側でデッドクロス形成ということで、チャート的にはユーロドルを売るという感じで望むのが良いのではないかなという気がしています。

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井上義教 氏
株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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