「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:上昇基調継続・・・東京市場の序盤に約9カ月ぶりの高値145.21円前後まで上伸。145円台に定着できれば高値摸索の展開になりそうです。移動平均線を見ると10・20・80日線は上向きを継続。RSIはやや下向きですが70ライン近辺を推移しており上昇基調は継続しています。
②4時間足:145円を終値で突破できるか・・・10本移動平均線に支えられながら上昇する中で145円を一時的に突破するもすぐに反落。この先、終値で145.00円を上抜けると上昇バイアスは強まりそうですが、反対に10本移動平均線を下抜けると20本移動平均線(144.41円)に向けて調整売りが入る可能性に注意しましょう。
ドル/円 日足 ネオチャート
トレード方針:押し目買い方針
③相場展開の予想・・・一時145円を突破するも反落。ただ、上昇基調に変わりはないため押し目買いポイントをしっかり待っていきましょう。また、145円台に定着すれば高値摸索の展開となる可能性があるため買い場を見極めていきたいです。
④トレードタイミング・・・以下の60分足チャートを見た際の押し目買いポイントとしては144.40-144.60円、143.90-144.10円と見ます。また、145.00円や本日高値145.21円前後を上抜けた後に同水準が押し目ポイントになる可能性もあります。なお、図2を見ると145.00円前後に売り指値が多く待機しており引き続き伸び悩むことも考えられます。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 5分足 高機能チャート 外為注文情報追加(図2)
https://www.gaitame.com/markets/chart/advanced/
注目経済指標・イベント
⑤ポイント解説・・・145円を突破した後は政府・日銀による円買い介入への警戒感から144円台へ押し戻されるなど不安定な値動きとなっています。今夜は注目材料がないため、海外市場の金利・株式動向に注目です。
8/15(火)
08:50☆日本4-6月期GDP・速報値
10:30☆RBA議事録
10:30☆豪4-6月期賃金指数
※☆は特に注目の材料
動画で注目ポイントを解説
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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