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ドル円 160円に向け進行中!中東ショックは暴落リスクも併発 来週の為替予想(米ドル/円)ハロンズ FX 2026/3/7 #外為ドキッ

 

執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2026年3月6日 16時00分

ドル円 160円に向け進行中!中東ショックは暴落リスクも併発

米ドル/円は158円直前まで上昇

米ドル/円は158円直前まで上昇しました。米国・イスラエルがイランへの攻撃を開始し、ホルムズ海峡を通行する商船の通行が困難になり、世界の物流に支障をきたすとの観測が広がる中、交易条件悪化に伴う円売りが進み、米ドル/円は157.973円まで上昇しました。ただ、高値圏では株価の不安定な動きに伴うリスク回避の円買い戻しも出て、米ドル/円は156.442円まで反落しました。もっとも、押し目を拾う動きも旺盛で、米ドル/円は米国の雇用統計を前にして157円後半まで切り返しました。

(各レート水準は執筆時点のもの)

原油高、円安材料にも円急騰材料にも

来週のドル円は、地政学リスクを背景に、原油高による円安圧力とリスク回避の円買いがその時々で優勢を入れ替える、方向感の出にくい相場になる可能性があります。原油高は日本の交易条件を悪化させやすく、日本は原油の約9割を中東に依存しているため、輸入コストの増加は円売りにつながりやすい状況です。さらに、2026年の市場では米金利の高止まりや日本の財政不安、日銀の政策正常化の遅れが重なり、円は従来ほどリスクオフで買われにくい通貨になっています。このため、原油高は円売り圧力として働きやすく、クロス円の下値を支える要因になっています。

しかし、同じ原油高が“逆方向の力”も生みます。原油高が長期化して世界的な株安や景気不安が強まる局面では、金利差を背景に積み上がっていた円売りポジションが一気に巻き戻される可能性があり、この円買い戻しはスピードが速く、米ドル/円の下押し要因として無視できません。さらに、米ドル/円が160円に近づく場面では日本当局による介入警戒が急速に強まり、米ドル/円の上値を抑える圧力として働きます。

したがって、原油高が進んだとしても、米ドル/円が一方向に動き続けるとは限らず、強い米CPIを受けて米ドル/円が160円台を回復したとしても、介入警戒やリスクオフ要因が重なれば、上昇が持続しにくい可能性があります。

上昇トレンド継続がメインシナリオ(テクニカル分析)

ドル円は長短の移動平均線がそろって上向きで、強い上昇トレンドが続いています。200日線(151.34円)と20日線(155.35円)の上側で推移しており、152.094円での底打ち後に上昇基調へ回帰しました。ボリンジャーバンド(20日)では+1σ〜+2σのバンドウォークが発生しており、モメンタムは強い状態です。

次の焦点は157.973円の突破で、上抜ければ159.452円(前回高値)〜160円台が視野に入ります。20日線を割らない限り、押し目買い優勢の地合いが続きそうです。高値ブレイク狙いなら、157.973円を明確に上抜けたら買い。押し目買い狙いなら、20日線(155.35円)付近まで下落後の反発が確認できたら買い(20日線割れで損切り)と考えています。

【米ドル/円チャート 日足】

外為どっとコム「TradingViewチャート」

出典:外為どっとコム「TradingViewチャート」
予想レンジ:
USD/JPY:155.500-160.500

2026年3月9日~3月13日の重要経済指標・イベントスケジュール

未定(週内)

  • G7財務相・中央銀行総裁会議(週内)
  • トランプ関税の15%への引き上げ観測

3月9日(月)

  • 8:30 日本 1月毎月勤労統計調査・現金給与総額

3月10日(火)

  • 8:50 日本 10–12月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)

3月11日(水)

  • 8:50 日本 2月国内企業物価指数
  • 16:00 ドイツ 2月消費者物価指数(CPI、改定値)
  • 21:30 アメリカ 2月消費者物価指数(CPI)
  • 翌3:00 アメリカ 2月月次財政収支

3月12日(木)

  • 8:50 日本 1–3月期 四半期法人企業景気予測調査
  • 8:50 日本 対外対内証券売買契約等の状況
  • 21:30 アメリカ 1月貿易収支
  • 21:30 アメリカ 新規失業保険申請件数

3月13日(金)

  • 16:00 イギリス 1月月次国内総生産(GDP)
  • 16:00 イギリス 1月貿易収支
  • 19:00 ユーロ圏 1月鉱工業生産
  • 21:30 アメリカ 10–12月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
  • 21:30 アメリカ 10–12月期 コアPCE(改定値)
  • 21:30 アメリカ 1月個人消費支出(PCE)
  • 21:30 アメリカ 1月耐久財受注
  • 23:00 アメリカ 3月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
  • 23:00 アメリカ 1月雇用動態調査(JOLTS)求人件数

 

外為どっとコム「経済指標カレンダー」

一言コメント

いや~。昨年もトランプ大統領、今年もトランプ大統領の年なりそうですね。

 
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