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動画配信期間:2023/8/14~2023/11/14
大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「FX ウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします!
目次
0:00 米CPI,PPIを受けてドル円145円へ
3:46 ユーロドル分析 ドル高が優位な状況
4:56 まとめ 介入警戒で対円は急落を覚悟
要約
先週は米CPIやPPIとあり、ドルがどうこうというよりも円が少し売られた感が強いですね。ドル/円の日足のチャートでは、先週は連続陽線ということで、先々週はちょっと弱含んだんですが、先週水曜日のあたりで終値ベースで戻り高値を超えていますし、木曜日でヒゲを超えてきたということで、一気に金曜日の終値で終値ベースの戻り高値を超えてきたということなりました。
3本の移動平均線がいずれも上向き傾向で、実体線は短期の移動平均線の上側で戻り高値を超えてきていますし、MACDは激しいダイバージェンシーを示していますが、チャート的には売りということにはなりにくいという感じがします。これで売りだという風にはもう到底なり得ないという感じがしますね。強いチャートだという風に思います。
唯一の例外が豪ドル円です。他の対円通貨ペアは円安に動きましたが、豪ドル円は、中期・長期の移動平均線が狭まりつつある中で、その間でごちゃごちゃしているだけということです。おそらく円高になる局面では先陣を切って円高方向に動くような気がします。
今もし円安方向のリスクを取るということであれば、豪ドル円は除くという形になるのかなという感じがします。
為替介入の可能性が徐々に高まっているということと、実際に介入が行われなくても、介入は「あるかもしれない」ということで、ビットが引いてしまう可能性が高いと思います。例えば、ドル/円で見ると、先週金曜日は、結構下の方まで押しています。結果的には値は戻してはいますが、これを一過性の動きだとすると、高値切り下げのトレンド入りということになり得るので、このあたりが大事だと思います。ECBやFRBの動きなど、色々な要因がある中で、どういう風にこのポイントを突破していくのか、それが今後の鍵だと思います
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株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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