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ドル/円 今日の見通し「米7月CPI直前!145円が射程に…来週は去年からの下降トレンドラインを突破できるかがポイント」2023/8/10

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
Twitter : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

目次

 

今日のドル円 トレードシナリオ

テクニカル分析で環境認識

①日足:上昇基調強まる・・・10・20・80日移動平均線が上向きを維持しつつ、RSIが70ラインに向けて上昇していることから上昇基調は継続していると見ます。また、足元では144円台を突破し月初来高値を更新したことから上値余地が広がりました。

②4時間足:終値で144円突破できるか・・・執筆時点で143.78円前後に位置しており上ヒゲを伸ばして144円台から押し戻されています。終値で144円台に乗せますと一段高が期待できますが伸び悩むと10本移動平均線(143.50円台)に向けて反落する可能性もあります。

ドル/円 日足 ネオチャート

トレード方針:押し目買い方針

③相場展開の予想・・・21時30分の米7月消費者物価指数(CPI)の発表に向けて伸び悩む展開となりそうです。ただ、上昇基調が続く中で144円を突破したこともあり底堅い値動きが続くと見ており、押し目買い方針で考えていきましょう。

④トレードタイミング・・・以下の60分足チャートを見た際の押し目買いポイントとしては、143.40円-143.60円、142.80円-143.00円を下値支持ゾーンと見ています。

ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)

ドル/円 5分足 高機能チャート 外為注文情報追加(図2)
https://www.gaitame.com/markets/chart/advanced/

注目経済指標・イベント

⑤ポイント解説・・・今夜は、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げを占う上での重要指標、米7月消費者物価指数(CPI)に注目が集まります。市場予想によると前年比+3.3%と前回(+3.0%)から伸びが加速する見通しで、コアCPIは前年比+4.7%と前回(+4.8%)から小幅に鈍化するものの高止まりすると予想されています。結果次第でドル/円相場は多く変動する可能性があるため指標発表前後の取引には十分注意してください。

8/10(木)
21:30☆米7月消費者物価指数
21:30☆米新規失業保険申請件数
21:30 米失業保険継続受給者数
27:00 米7月月次財政収支
28:00 メキシコ中銀政策金利
※☆は特に注目の材料

⑥来週の注目ポイント・・・ドル/円の週足チャートをテクニカル分析で見ると、昨年3月を起点とした上昇トレンドラインと昨年高値を起点にした下降トレンドラインを結んだ三角保ち合いの中を推移しています。そうした中で、13・26・52週移動平均線が上向きで、RSIが70ラインに向けて上昇しており中期目線でも上昇基調であることがわかります。下降トレンドラインを上抜けて越週した場合は、円安相場を加速させる可能性があります。年初来高値(145.07円前後)を更新する動きを見せた場合は大台の150円が意識されてきそうです。ただ、そうなると政府による円安けん制が再び出てくる可能性があり、政府・日銀による為替介入への警戒感が高まってきそうです。特に東京市場の動向には注意しつつ取引を行う必要がありそうです。

ドル/円 週足 ネオチャート

動画で注目ポイントを解説

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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