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動画配信期間:2023/7/31~2023/10/31
大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「FX ウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします!
目次
0:00 日銀会合とドル円相場ふりかえり
1:21 対円は買い方向
3:24 ユーロ円相場分析
3:47 ポンド円相場分析
4:09 豪ドル円相場分析
4:31 トレード戦略
5:15 対ドル相場分析
6:16 まとめ
要約
先週はFOMC・ECB・日銀と、木曜日以降は右往左往という形になりました。そして、大事なことは、金曜日の乱高下に巻き込まれないというか、あれを収益チャンスと捉えない方がいいのではないかなというふうに思ったということですね。
また、例えばドル円30分足の動きを見ると、やはり円安方向へ動くのではないかという予想がおそらく正しいのではないかなという気がしました。それは、ファンダメンタルズ的にどうですかという風にアンケートをとっても、円高にベクトルとして動くというふうな予想される方ってあまり多くないような気がするんですね。円は通貨の中では最弱で、短期金利がマイナスということを考えると、この円を買うということ自体が継続的に続くのかなということを考えると、やはりファンダメンタルズを追いかければ追いかけるほど、円は売られる形になるのではないかなというふうに思います。
そして、日銀がYCCを触ったということで、円高方向へのロケットを一発失ったということも言えると思うんですよね。もちろん、マイナス権利をゼロにするというふうな選択はあるわけですが、短期金利をプラスでどんどん上げていくという状況はまだまだ日本は遠いかなという気がします。短期金利を上げてしまうと、さらに日銀がロケットを失う。そして介入というロケットがまだ残ってるんですが、ドル円145円でも入らなかったわけです。そして、ここから上方向へ戻すとしても、上値が重くなってくると思うんですね。そうすると、介入の可能性も乏しくなるような気がしますので、例えばドル円で売りを選択するか、買いを選択するかというと、買いかなという気がします。素直に対円は買い方向でいいのではないかなという気がチャートからは見て取れるという感じですね。
ということで、日銀が円高方向へのロケットを発射してしまった結果、対円の通貨ペアが高く引けたという事実を重く見て、ファンダメンタル的にも買い方向でいいんじゃないかということであれば、対円は買いからインする局面に入ったのではないかな、という気がしています。
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株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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