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FXドル円週間予想:ドル売り執着はNG?対円で買うならユーロ円|FOMC・ECB・日銀会合を乗り切るためのトレード戦略  2023/7/24(月)井上義教

配信期間が終了しました。
最新動画は【明快!テクニカルレビュー】で公開しています。

動画配信期間:2023/7/24~2023/10/24

大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「FX ウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします!

目次

0:00 相場振り返り
1:13 ドル円相場分析
1:45 ユーロ円相場分析
2:51 ポンド円相場分析
3:23 豪ドル円相場分析
4:00 対円通貨ペアで買うならユーロ円
4:20 対ドル相場分析
5:14 今週(7/24~)のトレード戦略

要約

先週金曜日、ドル円の日足で大きな陽線が出ました。いろいろな報道があって右往左往ということなんでしょうが、ここは売り、ここは買いという風にうまく切り替えができる人ってほとんどいないと思うんですね。また、そういう風な立ち回りをすることを求められている相場でもないような気もしますので、取れなかったからといって落ち込む必要もないのかなという気がします。
ただ、この下落局面で買い下がって投げさせられたり、戻り局面で売り上がって踏まされたりっていうのは、トレードとしてあまり良くないような感じはしますので、やはり売られてる時は売りから入る、買われてる時は買いから入るという風な形で、それは守らないといけないと思います。トレードの結果として収益はついてきますけれども、収益はプラスなのかマイナスなのかということよりも、自分の持ってるポジションが相場の向きに合ってるかどうかの方が圧倒的に大事だということですね。

ということで、ドル円は中期の移動平均線水準まであっという間に戻ってきまして、買いで入るしかないのかなという感じですね。短期と長期の移動平均線が上昇傾向、中期が下落傾向ってちょっと珍しい形になってます。ただ、MACDもゴールデンクロス寸前になってますので、売り方の買い戻しが相場水準を押し上げる動きに発展する可能性が高いかなという気がします。

ユーロ円はチャートの様子が全く異なります。金曜日の陽線で、一気に6月27日と7月3日の戻り高値にチャレンジするようなレベルまで戻してきていますから、買うならユーロ円だろうという気はしますね。MACDも下打ちからゴールデンクロスしそうですが、ゼロラインのかなり上側でのゴールデンクロスということになりますし、これゴールデンクロスする頃には高値はもう楽勝で超えてるだろうなという気がします。
私も金曜日に買いで入って、意外に値動きが荒いので、158円台乗せたところから157.15円のところまで売られてますからね。これだけで上下80~90銭ありますので、そこから戻して高く引けているということで、強いは強いでしょうけど、なかなか取りにくいなという感じもしなくもない。ただ、チャート的には買いでいいような気がしますよね。

対ドルですが、私は金利がすごく下がってドルが売られるシナリオを想定していたんですが、どうもそうでもない。ちょっとドル安というシナリオからはもうだいぶ離れてきてるのかなーっていう感じがしますので、ドルを売ることにあまり執着しない方がいいような気はします。

今週は、主要中央銀行であるFRB、ECB、日銀の金融政策発表が控えており、いろんな思惑そしてポジションの傾きで大きく動く可能性があると思います。とにかく巻き込まれないことが大事ではないですかね。
おそらく今週も買いから入って取れるチャンスはあると思いますので、ポジションの保有期間をできるだけ短く、そして金融政策の発表の前はポジション取らないっていう風な感じで臨まれるといいのではないかなというふうに思います。

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井上義教 氏
株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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