オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
目次
- ▼今日の豪ドル トレードシナリオ
- 昨日から現在までの相場
- 今日のメインシナリオは
- この先の個別相場変動
- 豪ドル/円 最新チャート分析
- 今後の注目経済指標・イベント
- 「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果
今日の豪ドル トレードシナリオ
昨日から現在までの相場
・NY原油先物市場は反発。米エネルギー情報局(EIA)が発表した月報で、シェールオイルの生産高が昨年12月以来の低水準だったことなどが要因。終値は前営業日比+1.60ドルの1バレル=75.75ドル(7月18日)。
・7月4日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.10%で据え置きとなった。
・6月28日に発表された豪5月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+5.6%となり、前月の+6.8%からインフレは鈍化。4月26日に発表された豪1-3月期CPIは前年比+7.0%となり、前四半期(+7.8%)から鈍化した。
・豪5月雇用統計が発表され、雇用者数は市場予想(1.75万人増)を大きく上回る7.59万人の増加だった。失業率は3.6%へ低下、労働参加率は過去最高となる66.9%となった(6月15日)。
今日のメインシナリオは
米企業の好決算が豪ドルを支える!
本日は豪州にて主要な経済指標の発表は予定されていない。そのため株価動向が豪ドル相場のメインドライバーとなりそうだ。米国の企業決算は好調なものが目立ち、米インフレ鈍化を好感した米株買いが豪ドルの支援材料になっている。本日もゴールドマンサックスやテスラと言った米主要企業の決算発表が控えているため注意したい。
昨日の植田日銀総裁の発言を受けて「日銀が7月28日の金融政策決定会合でイールドカーブ・コントロール(YCC)政策を修正する」との期待が後退したことが円売り材料となっている。本日の豪ドル/円は底堅く推移しそうだ。
この先の個別相場変動
■米企業決算が好結果となる
⇒米株価指数が上昇
⇒豪ドルはリスクマインドに敏感
⇒豪ドルは買われる
豪ドル円 最新チャート分析
今後の注目経済指標・イベント
米企業決算
中国と米国の株価動向
「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは雨。7時に豪ドル/円のRSIで売りシグナルが点灯。
【情報提供:外為どっとコム】
<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>
- ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
- ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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