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ドル/円、142円の上値が重い…米連休明けの金利動向に注目(NY市場の見通し)

ドル/円、142円の上値が重い…米連休明けの金利動向に注目

本日、東京市場のドル/円は、年初来高値を更新後する展開。時間外の米長期金利が上昇したことなどから142.25円前後へ到達し2022年11月11日以来の高値を更新しました。その後は、政府による円安けん制発言や日経平均株価が下げ幅を拡大する中で、一時141.59円前後まで軟化する場面も見られましたが、午後には日経平均がプラス圏に再浮上したこともあり142円台まで反発しています。

しかし、欧州市場に入ると米10年債利回りが上昇幅を縮めたことや日経平均先物が大きく下落したことなどからドル売り・円買いが強まり141.44円前後まで弱含みました。

一時は、昨年10月高値151.94円前後から今年1月安値127.23円前後への下落幅に対する61.8%戻しの142.50円前後を視野に入れましたが、足元では142円台前半が上値抵抗として意識されています。まずは142円台に定着できるかが上昇基調を継続する上でポイントとなってきます。今夜は、市場が注目する重要イベントは予定されていませんので、連休明けで取引が再開する米債市場の金利動向に注目が集まります。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

6/20(火)
21:30☆米5月住宅着工件数
21:30 米5月建設許可件数
24:45 ウィリアムズNY連銀総裁、バーFRB副議長講演
26:10 デギンドスECB副総裁講演
6/21(水)
08:50☆日銀金融政策決定会合議事録
※☆は特に注目の材料

最新の経済指標カレンダーはこちら ↓↓↓
https://www.gaitame.com/markets/calendar/

今日の注目トピック

本日、豪ドル/円が1円以上の下落幅を見せるなど豪ドル相場が軟調となっています。要因となったのは、10時30分に発表された豪中銀(RBA)議事要旨です。RBAは6月6日に開催された政策決定会合で0.25%利上げを決定。また、声明やロウ総裁の発言がタカ派的と受け止められて豪ドルは大幅高となりました。そうした中で、今回公表された6月会合の議事要旨には、「利上げを『微妙なバランス』で決定したが高インフレが賃金・物価見通しに根付くのを回避するために必要と判断した」などと、市場が想定していたよりもタカ派的ではないとして失望売りとなりました。また、中国景気の減速懸念が台頭する中、中国当局がいまだに景気支援策を発表していないことも交易関係の強い豪州通貨が売られやすい要因となっています。とはいえ、豪ドル/円は3月の安値86.06円からすでに10円以上も上昇しており、1、2円の下落は調整下落の範囲とも見れます。今後のRBAの姿勢や中国経済の行方が豪ドル相場に大きく影響を与えると思われますので、引き続き注視していきましょう。

豪ドル円 最新日足チャート
https://www.gaitame.com/markets/chart/audjpy.html?interval=1440

uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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