来週のドル円関連重要イベント
6月19日(月)からの一週間、ドル円関連の重要イベントは次のものが予定されています。
6/19(月):
【アメリカ】6月NAHB住宅市場指数
6/20(火):
【アメリカ】5月住宅着工件数
【アメリカ】5月建設許可件数
6/21(水):
【日本】日銀・金融政策決定会合議事要旨
【アメリカ】パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
6/22(木):
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数、継続受給者数
【アメリカ】1-3月期四半期経常収支
【アメリカ】5月中古住宅販売件数
【アメリカ】5月景気先行指標総合指数
【アメリカ】パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
6/23(金):
【日本】5月全国消費者物価指数(CPI)
【アメリカ】6月購買担当者景気指数(PMI、速報値)
特に注目度が高いのは21日(水)の日銀金融政策決定会合の議事要旨公表、21日(水)および22日(木)のパウエルFRB議長発言、23日(金)の日本の5月全国消費者物価指数(CPI)です。
21日(水)には、4月27日・28日に行われた日銀金融政策決定会合の議事要旨が公表されます。4月の日銀会合では大規模な金融緩和の継続が決定されたほか、「これまでの金融緩和策について1年から1年半程度の時間をかけて多角的にレビューを行う」と発表され、緩和策の早期修正観測が後退しました。今週行われた日銀会合でも金融緩和の継続が決定され、引き続き日米の金利差が意識される中、前回の会合でどのような意見が交わされたのか、議事要旨の内容に注目が集まります。
21日(水)および22日(木)には、米FRBのパウエル議長が下院金融委員会で証言を行います。FOMC後の会見でパウエル議長は「7月の会合については何も決定していない」とし、次回会合での利上げ再開について明言を避けており、今後の政策見通しにつながる発言が出るか注目されます。
23日(金)には日本の5月全国消費者物価指数(CPI)が発表されます。消費者物価指数(CPI)は消費者が購入する商品やサービスの価格の変動を測定して指数化したもので、日本では全国と東京都区部の2種類が発表されます。インフレの実態を見極めるのに利用される指標であり、金融政策を決定する上でも重要とされることから注目度の高い指標です。
今週の米FOMCと日銀金融政策決定会合を通過し、市場では7月のFOMCで利上げが行われるかどうかが今後の焦点となっています。今週行われた米FOMCでは政策金利の据え置きが決定されましたが、年内にあと2回の利上げを行う可能性が示唆されました。ただし7月FOMCで利上げが行われるかどうかは不透明であり、今後の指標や要人発言で利上げをめぐる見通しがどのように変化するかが注目されることとなりそうです。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。