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大口投資家の動向は?「円ネットショート増加」【最新IMMポジション】2023/5/29

シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読み解きます。

執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート増加

▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング減少

▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットロングやや減少

ドル/円

IMMポジション ドル/円

ポイント

【円ネットショート増加】
5月23日時点で円のポジションは、ドルに対して8.1万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートがロングよりも大きく積み増されたことから、ネットショートは前週から約1.6万枚増加。
期間中のドル/円相場は、米債務上限問題に関して悲観的な見方が後退したほか、米金融当局高官から米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げの可能性が示唆されたことで、138.90円前後まで上昇。年初来高値を更新した。
日米金利差拡大を意識した円ショートポジションを構築する投機筋が多かったようだ。

ユーロ/ドル

IMMポジション ユーロ/ドル

ポイント

【ユーロネットロング減少】
5月23日時点でユーロのポジションは、ドルに対して17.4万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングが取り崩されため、ネットロングは前週から約1.3万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げの可能性が高まったことなどによる米ドル買いが入ったことで、1.0760ドル前後まで下落した。
ユーロ先高観の修正による投機筋の一部手仕舞い売りがユーロ/ドル相場に影響を与えたようだ。

ポンド/ドル

IMMポジション ポンド/ドル

ポイント

【ポンドネットロングやや減少】
5月23日時点でポンドのポジションは、ドルに対して1.2万枚の買い越し(ネットロング)。
ロング、ショート共に取り崩されたことでネットロングは前週から約0.1万枚減少。
期間中のポンド/ドル相場は、IMFによる英国経済の成長見通しが上方修正された一方で、インフレ見通しが下方修正されたことを受けて、一時1.23723ドル前後まで下落した。
投機家はポンド強気への見方を改める一方で、下落局面ではポンド売りポジションを減らしたようだ。


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IMMポジション


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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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