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豪ドル/円 今日の見通し「注目の日銀金融政策決定会合!修正なしなら豪ドル/円は上昇?」2023/4/28

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・NY原油先物市場は反発。米金融システム不安がやや後退したことで買い戻し優勢となった。一方で米景気悪化への懸念が根強いため上値は抑えられた。終値は前日比+0.46ドルの1バレル=74.76ドル(4月27日)。

・4月26日に発表された豪1-3月期消費者物価指数(CPI)は前年比+7.0%となり、前四半期(7.8%)からインフレは鈍化した。また同時に発表された3月月次CPIは前年比+6.3%となった。

・豪3月雇用統計が発表され、雇用者数は市場予想(2万人増)を上回る5.30万人の増加だった。失業率は3.5%、労働参加率は66.7%となった(4月13日)。

・4月4日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利を3.60%で据え置きとした。声明は前月から比べるとハト派的な印象となった。

今日のメインシナリオは

注目の日銀金融政策決定会合!修正なしなら豪ドル/円は上昇?

本日は豪州で注目経済指標の発表は予定されていない。
豪ドル/円に関しては、日銀金融政策決定会合の結果やフォワードガイダンス次第で動きがありそうだ。今週、植田日銀総裁が「緩和を継続する」と明言している。そのため、市場の注目はフォワードガイダンスとなっている。イールドカーブ・コントロール(YCC)の修正は、その性質上市場に織り込ませられないものだ。前任の黒田前日銀総裁のように、YCC修正の時期を煙に巻くような内容となれば、円安となり豪ドル/円も上昇することになりそうだ。

一方で、来週火曜日(5月2日)にはRBA理事会が控えている。26日に発表された1-3月期豪CPIの結果を受けて、市場はRBAの利上げサイクルは終了したとの見方を強めている。そのため、日銀金融政策決定会合の結果を受けて豪ドル/円が上昇した場合でも、米ドル、ユーロ、ポンドなどの主要通貨と比べると豪ドル/円の上昇幅は限定的になりそうだ。

この先の個別相場変動

■日銀が金融政策の維持を決定
⇒円安となり豪ドル/円は上昇
⇒来週のRBA理事会で金利据え置きが予想されている
⇒豪ドル/円の上昇幅は限定的

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日銀金融政策決定会合
米4月個人消費支出
米株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は雨、豪ドル/米ドルは曇り空に雨がぱらつく。6時に豪ドル/円のRSIで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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