読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

ヘッジファンドの動向は?「円ネットショートほぼ横ばい」【最新IMMポジション】2023/4/24

シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。

執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼IMMポジション ドル/円
円ネットショートほぼ横ばい

▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング増加

▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットロングに転じる

ドル/円

IMMポジション ドル/円

ポイント

【円ネットショートほぼ横ばい】
4月18日時点で円のポジションは、ドルに対して5.7万枚の売り越し(ネットショート)。
ロング、ショートともに積み増しとなったことから、ネットショートは前週からほぼ横ばいとなった。
期間中のドル/円相場は、5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ期待の高まりを受けて、134円台後半まで上昇。
一方で翌週には植田日銀総裁の就任後初となる金融政策決定会合が開催されるため緩和修正への警戒感から伸び悩んだ。
注目の集まる日米金融政策決定会合を控え、投機筋はどちらか片方にポジションを大きく傾けることは避けたようだ。

ユーロ/ドル

IMMポジション ユーロ/ドル

ポイント

【ユーロネットロング大幅に増加】
4月18日時点でユーロのポジションは、ドルに対して16.4万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートの取り崩し度合いがやや大きかったため、ネットロングは前週から約0.1万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は、米インフレ指標の鈍化を受けて、昨年4月1日以来となる1.10753ドル前後まで上昇。しかし、その後は5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)利上げ期待が高まったことで1.09ドル台後半に押し戻された。
約1年振りの水準まで上昇したことで持ち高調整の動きも見られたが、投機筋のユーロ先高観は根強い様だ。

ポンド/ドル

IMMポジション ポンド/ドル

ポイント

【ポンドネットショート大幅に増加】
4月18日時点でポンドのポジションは、ドルに対して0.1万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートの取り崩し度合いが大きかったことから、約1年2カ月ぶりのネットロングに転じた。
期間中のポンド/ドル相場は、約10カ月振りとなる1.25460ドル前後まで上昇も、5月の米連邦準備制度理事会(FOMC)での利上げ期待が高まり、一時1.23ドル台へと反落。
そうした中でも、英中銀(BOE)の方が米連邦準備制度理事会(FRB)よりも利上げを長期間継続するとの思惑は根強く、投機家はポンド売りポジションを減らしたようだ。


↓↓↓IMMポジションのソースはこちら
IMMポジション


「為替チャート|ドル/円(USDJPY)|60分足」はこちら

「高機能チャート(テクニカル分析)|ドル/円(USDJPY)|60分足」はこちら

「為替チャート|ユーロ/ドル(EURUSD)|60分足」はこちら

「高機能チャート(テクニカル分析)|ユーロ/ドル(EURUSD)|60分足」はこちら

「為替チャート|ポンド/ドル(GBPUSD)|60分足」はこちら

「高機能チャート(テクニカル分析)|ポンド/ドル(GBPUSD)|60分足」はこちら

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。