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豪ドル/円 雇用統計の結果次第で利上げ再開の「サイン」は現れるのか?気になる今後の注目点 注目の高金利通貨 4月12日号

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執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也

豪ドル/円(4時間足)


※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

直近1週間のポイント

・米リセッション懸念でリスクオフ
・米3月雇用統計でリセッション懸念後退
・日銀の緩和継続観測で円安・豪ドル高

足元の豪ドル/円は乱高下する展開

米国の主要経済指標に予想を下回る結果が目立ったことで景気後退(リセッション)を巡る懸念が広がる中、6日には一時87.59円前後まで下落しました。
しかし、7日に発表された米3月雇用統計が予想より良好だったことで米リセッション懸念が和らぐと88円台を回復。10日には日銀の植田新総裁が大規模緩和を当面継続する考えを示したことで円売りが強まると88円台後半へと続伸しました。11日には一時89円台を回復。12日の東京市場では89.30円台まで強含む場面も見られました。

注目ポイントは3月雇用統計

13日に豪3月雇用統計が発表されます。豪中銀は4月4日の理事会で利上げを休止しましたが、今後については声明で「一定の追加的金融引き締めが必要となるだろう」としました。
つまり、利上げサイクルそのものが終了したわけではなく、データ次第では利上げ再開もあり得るとのスタンスを示したものと見られます。このため、3月雇用統計がRBAの「次の一手」に関する手掛かりのひとつになる可能性があるとして、その結果に市場の注目が集まっています。
市場は4月12日時点で、RBAが5月会合でも政策金利を据え置くとの見方に傾いています。3月雇用統計が強ければ利上げ再開の見方がいくぶん強まる可能性もあるでしょう。なお、RBAは雇用データのほかに、インフレや小売りのデータを精査する考えを示しています。

来週までの豪ドル/円の見通し

予想レンジ
87.500円~90.500円
基調
底堅い

来週までの注目ポイント

☆4/13 豪3月雇用統計
☆主要国株価、国際商品価格

「為替チャート|豪ドル/円(AUDJPY)|60分足」はこちら

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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