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米金利は低下再開か?今日の米ISM非製造業、予想とドル/円戦略【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

トレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2023年4月5日13時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

月曜日に発表された米ISM製造業景況指数は市場予想を下回る結果となりました。
コロナショック前後ぶりの低水準です。
その影響が大きかったのか、3月最終週はあれだけドル/円、クロス円が強かったのですが、今週に入り、あっけなく下落転換しそうなチャート形状になってきました

そして今夜は米ISM非製造業景況指数の発表です。
市場予想は54.5と前回の55.1よりも少し低い控えめの予想となっておりますが、個人的には市場予想を大きく下回ってくるのではないかと予想しております。

理由を説明しますと、ここ半年、欧米経済指標では、製造業とサービス業分野で乖離が生まれている状態が散見されていたのですが、いわゆる製造業系の経済指標は悪化し、非製造業系やサービス業系の経済指標は、逆に高振れする発表が続いておりました。

しかしながら、それはインフレ率の低下に伴い、短期的な消費が戻ってきていただけだと判断できるかもしれません。
製造業景気指数悪化→卸売業者からの発注が減っている証拠ですので、景気悪化を見込んだ動きだったわけです。これらは3-6ヶ月ぐらい時差がありますので、そろそろ今晩の米3月ISM非製造業景況指数あたりに反映がされてくるのではないかという個人的な目論見が理由です。

米2年債利回り出所:Tradingview

そして債券市場でも、やはり景気悪化を織り込みに行くような値動きが今週から再び出てきており、結局3月最終週は、ドル/円、クロス円の調整戻し期間だったに過ぎない印象が個人的には強くなってきました。
2年債利回りが青色線ですが、10年債利回りに接近してきており、1年ぶりに従来の長短スプレッド逆転現象解消に向けて動いているように見えます。
10年債利回りについては、サポートラインさえ割り込み始めてきております。
ドル安要因として、リスクオフを先取りしているような値動きではないでしょうか。
前置きが長くなりましたが、やはり4月も基本ドル/円クロス円は売りトレードでみております。本日も戻り売り前提でチャート分析していきます

目次

▼ドル/円は今一度戻り売りトレードか?
▼豪ドル/円にも売りチャンスあり

ドル/円は今一度戻り売りトレードか?

USD/JPY 1時間足出所:Tradingview

ドル/円1時間足です。債券市場を見ていると、やはり中長期的にはドル/円の下落が正解なようにも感じます。
133.80円付近まで調整上昇しておりましたが、今週でその上げ幅を2円も帳消しにしました。
1時間足レベルでテクニカル的に絶好のポイントがあったのでご紹介しておきます。
直近の下落トレンドに対して、フィボナッチ・リトレースメントを引いた戻りのライン、38.2%と50%戻しがございます。
さらにレジサポラインが引ける条件が重なっておりました。
クラスターポイントと呼ばれ、テクニカル的にも強気で勝負ができるポイントです。
今週後半の戻り売りの目処としては、この132.23円と132.53円の二つのラインを意識し、戻り売りを個人的には仕掛けたいイメージです。
ストップは133.20円や133.80円など、直近の高値より少し上でしょうか?
ターゲットは再び130円方向を意識し、損小利大トレードを狙っていくつもりです。

豪ドル/円にも売りチャンスあり

AUD/JPY 1時間足出所:Tradingview

豪ドル/円1時間足です。
ドル/円と似たような形状ですが、少し出遅れ形状でしょうか?
トレンドラインを右側に抜けてきており、へッドアンドショルダー形成中かもしれません。
個人的には、右肩のTOPを狙いにいくイメージで、売り指値注文で仕掛けていく予定です。

ドル/円と似たような戦略になりますが、同じくフィボナッチを引いて、戻りのラインを探します。
クラスターポイントとして判断できるポイントは89.55円のレジスタンスラインが良さそうです。
よって、豪ドル円はこのラインをバックに売りトレードを仕掛けるイメージでいきます。
50%戻しにあたる89.37円付近にもレジスタンスラインが引けなくもないので、もう少しアクティブに行くなら、この水準からの売りでも良いでしょう。
ドル/円同様に、今週は二段構えでトレードを狙っていきたいと考えております。

【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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