この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を3分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル円、底割れ警戒 借入コスト上昇が業況感抑制へ-米国3月ISM非製造業景況指数
動画要旨
米国3月ISM非製造業景況指数
4月5日、23時00分に米国で3月ISM非製造業景況指数が発表されます。
この指標は、米国のISM、供給管理協会が、370以上の企業の購買担当者にアンケート調査した結果をまとめたもので、50を上回れば景気拡大、50を下回れば景気縮小と判断します。受注、在庫、雇用、価格など10項目について、「良くなっている、同じ、悪くなっている」の3択から答えてもらう形式です。また、サブ指標の雇用指数は雇用統計の先行的な意味合いから、注視されます。
米国3月ISM非製造業景況指数を見る上でのポイントは3つ
1つ目は、2月は55.1と昨年12月の49.2から急反発した1月と同レベルに留まりました。新規受注と雇用が1年超ぶりの高レベルとなり、米リセッション観測を和らげました。
2つ目は、3月28日に発表された消費者信頼感指数は予想外の改善となり、消費者マインドの底堅さはサービス業全体を下支えする期待はあります。ただ、住宅・自動車などの大型の消費には慎重姿勢を崩しおらず、消費の先行き不安は残っています。
3つ目は、製造業は悪化が鮮明となっています。消費傾向が財からサービスへ向かっていることが大きな要因ですが、それ以外にも、金利上昇で企業側が設備投資に後ろ向きになり始めたことも、製造業の業況感を圧迫している様子です。
製造業の状況とサービス業の状況が直接リンクするわけではありませんが、借入コストの上昇と言った面は、分野を問わず業況感への懸念材料と言えます。
ドル/円の反応
米国3月ISM非製造業景況指数
TEAMハロンズとしては、消費者信頼感指数の底堅さはあるものの、足もとの個人消費の停滞や金融市場の混乱が業況活動への不透明感を高めていると思われ、結果発表直後のドル円は下向きの反応と考えています。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2023年4月5日
※この文章は情報提供を目的としており、見通しはあくまでも個人的な見解に基づいたもので、結果を保証するものではありません。投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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