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豪ドル/円 今日の見通し「日銀金融政策決定会合と米雇用統計。注目のビッグイベントに豪ドルは振り回される」2023/3/10

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・WTI原油価格は続落。米雇用関連指標の悪化や米国の積極的な金融引き締めへの警戒感が重しとなった。終値は前日比-0.94ドルの1バレル=75.72ドル(3月9日)。

・3月7日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.60%とした。声明は前月から比べるとタカ派度合いが弱まった。

・3月1日に発表された、豪1月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+7.4%となり、前月(+8.4%)からインフレは鈍化した。

・豪1月雇用統計は、雇用者数は市場予想(2万人増)に反して1.15万人の減少となったほか、前月分も2万人減に下方修正された。失業率は3.7%、労働参加率は66.5%とともに前月から悪化した(2月16日)。

今日のメインシナリオは

日銀金融政策決定会合と米雇用統計。注目のビッグイベントに豪ドルは振り回される

本日は東京時間には日銀金融政策決定会合、NY時間には米2月雇用統計が発表される。
日銀会合は黒田日銀総裁の下での最後の会合となる。市場は、黒田総裁が置き土産として「長短金利操作」(イールドカーブ・コントロール、YCC)を撤廃をする可能性を警戒している。YCCの撤廃や上限変更がなければ短期的に円安で反応することになりそうだ。

米2月雇用統計の結果次第では米連邦準備制度理事会(FRB)が今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を0.50%に拡大する可能性が高まるだろう。豪州は先日RBAが金融政策に対する姿勢のタカ派度合いを弱めたばかりだ。FRBの利上げ幅が拡大する可能性が高まれば、豪ドルは対米ドルで大きく売られることになりそうだ。

この先の個別相場変動

■米雇用統計が予想を上振れ
⇒FRBの利上げ幅拡大の可能性が高まる
⇒RBAは近い将来に利上げ停止の可能性がある
⇒豪ドルは対米ドルで売られる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日銀金融政策決定会合
米雇用統計

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは雨。5時に豪ドル/米ドルのMACDで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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