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今週の為替予想(ポンド/円 ユーロ/円) 「ECBのタカ派期待根強い、英国は長期的な問題解決の糸口掴む」ハロンズ FX 2023/3/5

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

目次

執筆日時 2023年3月3日 17時30分

ECBのタカ派期待根強い、英国は長期的な問題解決の糸口掴む

2月27日週のユーロ/円とポンド/円は方向性の見極めづらい展開

ユーロ/円、ポンド/円は底堅い米ドル/円の動きに連動して上方向を試す局面はあったものの、個別材料や米ドル高の流れがミックスして値動きが安定しませんでした。ユーロ/円は、欧州のインフレ観測から145.567円まで上昇幅を広めた後は、144円半ばへ失速しました。ポンド/円は、英国と欧州とがアイルランド問題で合意に達したとのニュースを材料に166.003円まで買いが先行しました。しかし、先行きに対する不透明感から戻り売りが強い中、予想ほどタカ派でなかったベイリー英中銀総裁の発言を受けて、162.863円まで押し戻されるなど、方向性は定まりませんでした。(各レート水準は執筆時点のもの)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

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外為どっとコム総合研究所のTEAMハロンズ(@TeamHallons) が、平日21時より配信するFXライブ番組

FX ライブ配信、3月FOMC50bp利上げと政策金利見通し6%へのリスクシナリオ、中国リオープンと通貨強弱 (2023年3月2日)- YouTube

ECBへのタカ派目線が拡大

エネルギー問題が峠を越す中で、域内の経済成長も底堅さが増しつつあります。加えて、中国の経済再開も後押す可能性があり、ユーロ圏経済を支える材料が少し増えています。また、インフレ率も高止まりしており、ECBがタカ派姿勢を軟化させる要因は見当たらずユーロの調整圧力が高まっているとは考えません。ECBの利上げサイクルも、3・5月に0.5%ずつ利上げされ、6月・7月に0.25%ずつ利上げされるとの見方も出始めており、目線は上がっています。米ドル高の影響からユーロは苦しい展開であることは間違いないものの、ここからのユーロ下落の材料も少なく感じます。焦らずにじっくり待って押し目を拾いたいです。ただ、ウクライナ問題で東西の確執が広がっていますので、地政学的リスクがユーロの頭を抑えやすい環境も変わっていません。押し目を拾っても、長期保有するようなスタイルではなく、あくまでも短期売買を心掛けたいです。

ポンド、長期的な好材料が増加だが・・・

英国はEUと「北アイルランド議定書」の問題解決に向けた「ウィンザー枠組み」で合意しました。このウィンザー枠組みでは、英国が北アイルランド議定書の一部を破棄する法案を取り下げる代わりに、EUも英国への法的措置を取り下げて、通関検査緩和を進める予定になっています。与党内の離脱賛成派の抵抗が今後強まる可能性はありますが、与党保守党と協力関係ある北アイルランドの民主統一党(DUP)は一定の評価をしており、ウィンザー枠組みの進展が期待されます。今回の合意で英国経済がすぐに持ち直すわけではないものの、長期的な視点ではポンドのサポート材料となります。足もとのポンドの値動きは、英経済やインフレ動向、特に3月23日の英中銀金融政策委員会(MPC)が近づきつつある中でインフレ関連指標やMPC委員の発言に振られやすくなっています。ただ、来週はそうしたイベントが少ないため、ポンドの動きは米ドルや円の動向に挟まれて見極めづらいかもしれません。

ユーロ/円、チャネル上限到着で調整ありそう

ユーロ/円は、今年の1月後半からの上昇チャネルがワークしており、底堅い推移が続いています。今後も右肩上がりの推移が期待できそうですが、チャネル上限に達したため、ここからは少し調整目線が優位となる危険があります。143.860円付近で推移する日足一目均衡表・転換線を割り込むようなら、同基準線が控える142.560円付近まで目線が下がりそうです。瞬間的にはこの水準を割り込む局面があるかもしれません。ただ、141.670円アラウンドに控える200日移動平均線を考えると、142円半ばより下は押し目買いの水準と捉えても良いのではないでしょうか。

【ユーロ/円チャート 日足】

EUR/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:EUR/JPY:142.000-146.000

ポンド/円、一目雲までに値固めできるか注目

ポンド/円は、当時163.360円付近を推移していた200日線を突破すると166.003円までレンジを広げたものの、滞空時間は短くすぐさま200日線の下側に押し戻されようとしています。地合いが強いとは判断しにくいです。200日線を明確に下放れしてくるようだと、一目基準線が控える161.360円付近まで目線が下がるでしょう。そうならないためには、同雲の上限日である162.318円付近までに値固めを終えられるかがポイントになるのではないでしょうか。

    【ポンド/円チャート 日足】

    GBP/JPY日足チャート
    出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
    予想レンジ:GBP/JPY:161.000-166.000

    3/6 週のイベント

    3/6(月) 18:30 イギリス 2月建設業購買担当者景気指数(PMI)
    3/6(月) 19:00 ユーロ 1月小売売上高
    3/7(火) 9:01 イギリス 2月英小売連合(BRC)小売売上高調査
    3/7(火) 16:00 ドイツ 1月製造業新規受注
    3/8(水) 16:00 ドイツ 1月鉱工業生産
    3/8(水) 19:00 ユーロ 10-12月期四半期域内総生産(GDP、確定値)
    3/8(水) 19:00 ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
    3/10(金) 16:00 イギリス 1月月次国内総生産(GDP)
    3/10(金) 16:00 イギリス 1月鉱工業生産
    3/10(金) 16:00 イギリス 1月貿易収支

    一言コメント

    外為どっとコム総合研究所のTEAMハロンズ(@TeamHallons) が平日毎日21時よりライブ配信しています。番組では、注目材料の紹介、テクニカル分析でエントリーポイントや利食い・損切りポイントを解説し、実際にリアルトレードも行っています。ご興味のある方は、一度、こちらにアクセスしてみてください。

     

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