目次
▼最新のドル円相場は…2022年12月以来の137円台到達！
▼ドル円相場をテクニカル分析で確認…来週は138円が視野に入るか
▼ドル円トレードで注意しておきたいポイント…200日移動平均線を越えられるか
▼来週のイベント
最新のドル円相場は…2022年12月以来の137円台到達！
今週のドル/円は、米2月消費者信頼感指数が予想を下回る結果となったことなどから上値が重く、一時135.26円前後まで下落しました。しかし、現在のドル/円は底堅く、すぐに136円台へ切り返しています。その後は、米2月ISM製造業景況指数や米新規失業保険申請件数の結果を受けて2022年12月以来の高値137.10円前後まで上昇しています。
ドル円相場をテクニカル分析で確認…来週は138円が視野に入るか
現在の状況をテクニカル分析で確認したところ、52週移動平均線にサポートされ13週線が上向きつつある中で底堅く上値を模索する展開となっています。 ただ、今年の安値から2022年高値へフィボナッチリトレースメントを引いた際の38.2％戻し（133.67円前後）がレジスタンスになっているようにも見えます。終値で同水準を上抜けるようだと26週線が位置する138円台が視野に入ってきそうです。
ドル円トレードで注意しておきたいポイント…200日移動平均線を越えられるか
日足のチャート見ると、20、80日移動平均線がゴールデンクロスとなり強気な相場展開となっています。また、10日線がサポートになっていることからも底堅いように見えます。目先は200日線（137.32円前後）を超えられるかに注目です。上向きの200日線を越えてくれば138円に向けてドル買い・円売りが加速する可能性があります。一方で137円付近がレジスタンスとして上値を抑える可能性もあります。終値で137円を上抜けられない場合は、反落の可能性に注意しましょう。
来週の重要イベント
3/7☆パウエルFRB議長議会証言(上院銀行委)
3/8☆米2月ADP全国雇用者数
3/8☆パウエルFRB議長議会証言(下院金融委)
3/9☆米新規失業保険申請件数
3/10☆日銀金融政策決定会合
3/10☆黒田日銀総裁定例会見
3/10☆米2月非農業部門雇用者数
3/10☆米2月失業率
3/10☆米2月平均時給
著者紹介
外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）が、FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。
💬宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）:Twitter
https://twitter.com/gaitamesk_ueha
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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