豪ドル/円今日の見通し「米CPIの余波で高値93円更新。米金利先高観が豪ドル円の下値を支える要因となる」2023/2/15

読む前にチェック！
最新FX為替情報

CFD銘柄を追加！

チャートを表示する

▼今日の豪ドルトレードシナリオ
豪ドルトレードをする上で確認しておきたい、ここまでの相場
今日の豪ドルトレードメインシナリオ
この先想定できる相場変動シナリオ
豪ドル円最新チャート分析
今後、豪ドルに影響を与えそうな注目経済指標・イベント
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」の分析結果
「短期トレード速攻チャージ豪ドル」について

今日の豪ドルトレードシナリオ

豪ドルトレードをする上で確認しておきたい、ここまでの相場

・原油価格は反落。米国が戦略石油備蓄の追加放出を決定したことが材料視され、一時1バレル=77.46ドルまで下落。ただ、石油輸出国機構（OPEC）が今年の需要見通しを上方修正したことで買い戻された。終値は前営業日比-1.08ドルの1バレル=79.06ドル（2月14日）。

・2月7日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.35%とした。今後の利上げに関しては、「今後数カ月にわたって金利をさらに引き上げる必要がある」とややタカ派的となった。

・豪10-12月期消費者物価指数（CPI）は前年比+7.8%と予想（+7.6%）や前期（+7.3%）から上振れ。12月月次CPIは前年比+8.4%で、前月（+7.3%）からインフレは加速（1月25日）。

・豪12月雇用統計では、雇用者数は1.46万人減少して市場予想（2.5万人増）を下回ったほか、前月分も5.8万人増に下方修正された。失業率は3.5％で前月と変わらず。また、労働参加率は66.6%となった（1月19日）。

今日の豪ドルトレードメインシナリオ

米CPIの余波で高値93円更新。米金利先高観が豪ドル円の下値を支える要因となる

昨日は米1月消費者物価指数（CPI）が発表され、市場が予想したほど鈍化していなかったことを受けて、米長期金利が上昇。豪ドル/円は米ドル/円の上昇につれる形で昨年12月15日以来の93円台乗せとなった。
本日は米1月小売売上高が発表される。今月発表された米1月雇用統計や米1月CPIの結果を受けて、米連邦準備制度理事会（FRB）が想定されていた以上に金利を高い水準で維持するとの見方が強まっている。この状況下で、米国の消費（小売売上高）が堅調との結果が出ると、米金利高止まりや更なる利上げへの警戒感が高まり、米ドル/円が上昇。豪ドル/円は昨日同様に米ドル/円の動きにつれることになりそうだ。

この先想定できる相場変動シナリオ

■米小売売上高で米国の堅調な消費が確認される
⇒堅調な消費はインフレを下支えする
⇒FRBの高金利期間が長引くとの警戒感高まる
⇒米長期金利利回りが上昇
⇒日米長期金利の利回り差が拡大
⇒米ドル/円が上昇
⇒豪ドル/円は連れ高

豪ドル円最新チャート分析

今後、豪ドルに影響を与えそうな注目経済指標・イベント

米1月小売売上高
世界的な株価動向

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは曇り。昨夜23時に豪ドル/米ドルのボリンジャーバンドで売りシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

＜「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」詳細はこちら＞

※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
※また、高機能チャート（パソコン版）/（スマホ版）では「取引分析」を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です（「外為注文情報」）。
※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。