読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

豪ドル/円 今日の見通し「豪ドルは日銀新総裁人事や米CPIなどの対外要因に振り回されそう」2023/2/14

最新号はコチラ

豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・原油価格は続伸。前日にロシアが3月から減産することを発表したことによる供給不足懸念や、中国の需要回復期待などが引き続き材料視された。終値は前営業日比+0.42ドルの1バレル=80.14ドル(2月13日)。

・2月7日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.35%とした。今後の利上げに関しては、「今後数カ月にわたって金利をさらに引き上げる必要がある」とややタカ派的となった。

・豪10-12月期消費者物価指数(CPI)は前年比+7.8%と予想(+7.6%)や前期(+7.3%)から上振れ。12月月次CPIは前年比+8.4%で、前月(+7.3%)からインフレは加速(1月25日)。

・豪12月雇用統計では、雇用者数は1.46万人減少して市場予想(2.5万人増)を下回ったほか、前月分も5.8万人増に下方修正された。失業率は3.5%で前月と変わらず。また、労働参加率は66.6%となった(1月19日)。

今日のメインシナリオ

豪ドルは日銀新総裁人事や米CPIなどの対外要因に振り回されそう

本日は東京時間に次期日銀正副総裁が政府から国会に提示される。既に先週末の金曜日(10日)に植田和男元日銀審議委員が起用されるとの報道があり、政府高官からの否定発言もない。外国為替市場では、植田氏起用をほぼ織り込み、13日は「新総裁の下でも日銀が金融政策を急展開させない」との思惑から円安が進行した。植田氏が実際に起用された場合は、日銀人事に関する材料出尽くしで一旦は円が買い戻される可能性はあるが、円安基調は変わらなさそうだ。

その他、NY時間には米1月CPIが発表される。先日の米1月雇用統計以降、市場は米連邦準備制度理事会(FRB)が高金利を長期にわたり維持するとの期待を高め始めている。米1月CPIが市場の予想(前年比+6.2%)ほど鈍化していなかった場合や、前回(+6.5%)よりも強い結果となった場合には、FRBの更なるタカ派化傾倒を警戒して一段のドル高となりそうだ。その場合の豪ドル/円は、米ドル/円の動きにつられそうだ。

個別の想定シナリオ

■米CPIが予想ほど鈍化していない
⇒FRBの高金利長期化懸念が強まる
⇒米国株価は下落
⇒豪ドル/米ドルは下落
⇒日米長期金利の利回りが拡大
⇒米ドル/円が上昇
⇒豪ドル/円はジリ高

チャート分析

今後の注目材料

次期日銀正副総裁の国会提示
米1月CPI
世界的な株価動向

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は雨、豪ドル/米ドルは曇り空に雨がぱらつく。8時に豪ドル/米ドルのRSIで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。