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豪ドル/円 RBA理事会は波乱の予感 利上げ幅と政策スタンスに注目 注目の高金利通貨 2月1日号

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執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也

豪ドル/円(4時間足)

AUD/JPY 4時間足※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

直近1週間のポイント

・中国の景気回復期待
・日銀の緩和修正観測
・豪小売売上高の減少

足元の豪ドル/円は1カ月高値から上げ幅を縮小

中国のゼロコロナ政策終了で同国の景気回復期待が高まる中、26日には昨年12月15日以来の92.81円前後まで上昇しました。
しかし、27日に発表された日本の1月東京都区部消費者物価指数(CPI)の伸びが加速したことや、有識者らが30日に政府・日銀の共同声明見直しを提言したことから、日銀の緩和修正期待が強まると円高主導で軟化。
31日には豪12月小売売上高が予想以上の落ち込みとなったこともあって91.09円前後まで下落しました。
ただ、1日の東京市場では92円台を回復するなど底堅さも維持しています。

目先の豪ドル/円の注目ポイントは豪中銀

豪中銀(RBA)は7日に政策金利を発表します。
市場では、25bp(0.25%ポイント)の追加利上げ予想が優勢ですが、一部には据え置き(利上げ休止)の予想もあるようです。
豪州では12月の失業率が予想外に上昇するなど、雇用情勢にいくぶん鈍化の兆しが見られる半面、10-12月期の消費者物価指数(CPI)が予想以上に上昇するなど、インフレが落ち着く様子はまだ見えていません。
そうした中、今回の利上げの有無はもとより、今後も引き締めを続けるのかどうかについて、RBAの政策スタンスに注目が集まりそうです。
今後も利上げを継続するとの観測が強まれば豪ドルの上昇が見込まれる反面、利上げ打ち止め観測が広がれば豪ドルは下落すると見られます。

来週までの豪ドル/円の見通し

予想レンジ
90.500円~94.000円
基調
波乱含み

来週までの注目ポイント

☆2/7 RBA政策金利
・ 主要国株価、国際商品価格

「為替チャート|豪ドル/円(AUDJPY)|60分足」はこちら

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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