読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

米CPIの予想とトレード戦略、ドル円は一旦下げ渋りか?【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

f:id:gaitamesk:20190819120311p:plain

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2023年1月11日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

明日は米12月CPIが発表されます。
市場予想はかなり低めの前年同月比+6.5%と、前回の+7.1%でさえも大幅に下回ります。
この市場予想はかなり低いと個人的には考えておりまして、少し下を見過ぎではないか?とさえ思います。

しかしながら、それでも市場予想を下回ることとなれば、今年半ばには優に5%を下回ってくるのではないかと想像します。
また一昨年12月の原油価格は、一時的に押し目を作っていた60−70ドル台での推移です。
今週発表されるCPIは12月の数値ですから、前年同月比レベルでは原油価格は現状の価格の方が高く推移しております。
この観点でみますと、前年同月比レベルでは物価上昇比が少し上振れる可能性もあり、そこまで楽観視しないほうがよいと予想できます。
よって、意外にも+6.8%など、前回を下回るも、そこまで減速傾向が見られない小休憩フェーズにそろそろ入るとも考えております。

よって、このタイミングでは大きくドルに買い戻される可能性があるということです。
当然、筆者もドル/円は下目線であり、ショートポジションをまだ残しておりますが、かなりの利食いをいれております。
当日は、かなり少額にポジションを縮小してこの指標に臨む予定です。
またチャート形状もだいぶ底堅くなってきました。
反転形状にも捉えられるぐらいと考えております。
本日はドル/円とユーロ/ドルを見ていきたいと思います。

目次

▼ドル/円は下目線も反転形状の様相あり!
▼ユーロ/ドルの上値もそろそろ限界か?

ドル/円は下目線も反転形状の様相あり!

USD/JPY 4時間足
出所:TradingView

ドル/円4時間足は並行チャネルレンジ内で推移しており、方向感をなくしつつあります。
目先サポートラインは131.30円付近でしてここを割り込めば、もう一段安が見込めそうですが、オシレータのRCI的にはすでに下落形状をしていたので、下落スピード加速はあまり期待できない状況です。
小さくレジスタンスラインが引ける132.50ラインですが、ここを上抜ければしばらく132.50-133.50円のレンジに切り上げてしまうようにも感じます。

また直近の下落に対してフィボナッチを引いてみたところ、

USD/JPY 4時間足
出所:TradingView

134.40付近がクラスターポイントでして、レジスタンスラインと38.2%戻しのピッタリ重なるラインとなっております。
ここを突破しますと、さらなるショートカバーを巻き添えに135円付近までは上値を伸ばすようにも考えます。
またさらに、50%戻しのラインもクラスターポイントですので、明日のCPI結果次第ですが、場合によっては、この水準までショートカバーがあり得ると考えて対策を練っていこうと考えております。

ユーロ/ドルの上値もそろそろ限界か?

EUR/USD 1時間足
出所:TradingView

続いて、ユーロ/ドル1時間足分析です。
米雇用統計の結果を受けてさらに上値を伸ばしました。 年初来高値を更新中です。この点ではドル/円よりも出遅れてドル安で推移しているのがユーロ/ドルです。
フィボナッチエクステンションで分析しますと、200%押しの水準が1.0780と引くことができました。本日、欧州時間開始とともにさらなる上値を伸ばすようならば、思い切ってこの水準から逆張りを仕掛けてみようと考えております。目先は1.0630付近のサポートラインになりますので、あくまで短期的且つ、CPIの経済指標が市場予想を上回ってドル買い戻しが起こった場合のシナリオ限定です。
ストップは当然1.08超えにセットした、あくまで短期的な勝負を予定しております。

12月後半からしばらくドル安相場が続きましたが、水を差すとしたらCPI低下の減速観測でしょうか?
それはともあれ、市場予想もここ最近過激なものとなっているように感じますので、CPIは順調に低下、マーケットが勝手に予想を過激に仕立て上げているように感じます。
前回の+7.1%を下回るとは思いますが、+6.7~6.9%程度で結果を終えても十分な成果だと感じます。
ドル/円はまだ下目線で変わりないのですが、市場予想もファンダメンタルズもどうしてもドル/円が下方向でしか見られていない状況になりつつあったので、トレーダーとしては要注意フェーズに入ったという印象です。
場合によっては、ドル買いに短期的に戻すことも視野に今週後半は見ていきたいと思います。

【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

f:id:gaitamesk:20191224173146p:plain
「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

f:id:gaitamesk:20191224173226p:plain

「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

f:id:gaitamesk:20191224173242p:plain

「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


「外為注文情報」はこちら

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。