豪ドル/円 今日の見通し「豪雇用統計の『質』が良ければ、豪ドル買い?」2022/12/15

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

本日12月15日、豪11月雇用統計発表! 
・11月17日の豪10月雇用統計は、失業率が3.4%に低下して48年ぶりの低水準だった7月に並んだ。また、雇用者数は3.22万人増加して市場予想(1.50万人増)を上回った。

・原油価格は続伸。米国ーカナダ間のパイプラインが事故の影響により引き続き停止していること、国際エネルギー機関(IEA)が価格上昇の見通しを示したことなどが材料視された。1バレル=77ドル台まで上昇した(12月14日)。

・12月6日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.10%とした。今後の利上げペースに関してはデータ次第とした。

・11月16日に発表された豪7-9月期賃金指数は前年比+3.1%と予想の+3.0%を上回り、4-6月期の+2.6%から伸びが加速した。

・11月15日にRBAが発表した議事要旨では、住宅市場の悪化を警戒しつつ、利上げ幅を0.25%に留めたことが明らかになった。

今日のメインシナリオ

豪雇用統計の『質』が良ければ、豪ドル買い?

本日は豪11月雇用統計が発表される。豪州の雇用市場は既にかなりひっ迫した状況にあり、失業率は過去最低(一番良い)水準、労働参加率は過去最高水準での推移となっている。そのため、大幅な伸びはあまり期待出来ないとみている(雇用者数の大幅増などあればポジティブ要因)。注目は「正規雇用者数が伸びているか?」、「不完全雇用率は下がっているか?」などの雇用の『質』の部分となる。『質』が良い状態が維持できており、雇用市場は引き続き良好ということが確認できれば、RBAが今後の金融政策策定の際に選択肢の幅を持つこととなる。
雇用統計の結果が悪化していた場合、豪ドルはどのように反応するだろうか。前述の通り、RBAは現在の豪雇用市場の状況はかなりひっ迫していると考えている。また、豪統計局が「新型コロナによるパンデミック前」と「現在」を比較したデータを公表しており、失業率は5.3%⇒3.4%、労働参加率は66.0%⇒66.5%と改善している(ともに2020年2月⇒2022年10月)。これらの指標結果が大きく崩れない限りは、多少悪化していても豪ドルへの影響は一時的となりそうだ。
その他、本日は中国11月小売売上高、中国11月鉱工業生産が発表される。通常であれば、豪州と交易関係の強い中国の経済指標ということで、結果が豪ドル相場に影響を与えることが多々ある。しかし、中国は11月半ばからゼロ・コロナ政策の部分的な緩和を実施しているため、11月の経済指標の結果が予想よりも下振れていても材料視されないとみている。

個別の想定シナリオ

■豪11月雇用統計で雇用の『質』の改善がみられた
⇒豪州経済が堅調な雇用によって支えられるとの思惑が強まる
⇒RBAが今後の金融政策を策定する際に選択肢の幅が持てる
⇒豪ドルにとってポジティブ材料

チャート分析

今後の注目材料

9:30 豪11月雇用統計

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り、豪ドル/米ドルは雨。8時に豪ドル/円のボリンジャーバンドで、豪ドル/米ドルの移動平均で売りシグナルが点灯。

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  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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