午前の為替予想は… ドル/円135円台 FOMCでも方向感見い出せず
作成日時 :2022年12月15日8時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
134.500-135.900円
前日の振り返りとドル円の最新予想
昨日のドル/円はほぼ横ばいで取引を終えた。
一部メディアが、日銀は来年4月に発足する新体制下で金融政策の点検や検証を行う可能性があると報じたことで134円台半ばへと円高に振れる場面もあった。しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC)が予想通りに50bp(0.50%ポイント)の追加利上げを行い、来年には政策金利が5%を超える見通しを示すと136円台目前までドルが反発した。ただ、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が市場にくすぶる早期利下げ観測を否定するなどタカ派寄りの会見を行ったにもかかわらず、ドルは上げ幅を縮小。結果的にドル/円は前日比で10銭弱安い135円台半ばで取引を終えた。今年最後のビッグイベントと見られていたFOMCを経ても明確な方向感が出なかったことで、本日のドル/円はもみ合い商状となりそうだ。
本日は、スイス中銀(SNB)、英中銀(BOE)、欧州中銀(ECB)の政策金利発表が予定されており、市場の関心が欧州通貨の動向に向かいがちなこともドル/円の値動きを弱めることになるだろう。
なお、5・10日の仲値公示の前後では実需のフローが通常より増えると見られるが、年末を控えているだけに需給の偏りは読みにくい。いずれにしても、一方的な動きにはなりづらいだろう。
今朝 最新のドル/円チャート
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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