読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

ドル円は大きく巻き戻しそう。インフレ沈静化加速?山高ければ谷深し【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

f:id:gaitamesk:20190819120311p:plain

【おしらせ】12月8日に、ひろぴー氏出演のオンラインセミナーが開催されました(録画動画あり)

www.gaitame.com

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2022年12月7日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

先日のOPECプラス会合が開催され、引き続き200万バレル減産維持で合意となりました。
しかしながらこれを受けて原油価格は下落に転じております。
Sell the Fact」でしょう。
世界経済はリセッションを織り込み始めており、コモディティ価格の下落はまだ道半ばだと考えます

NY原油 日足
出所:TradingView

今年3月と6月にピークをつけた原油価格ですが、米国のCPIと綺麗に連動をしております
そして直近安値を割り込んでおり、実は今年の最安値を更新しはじめているのです。
次のターゲットは昨年12月ごろにつけた62−63ドル付近を目掛けて下落が始まっているように思えます。

この流れは世界に再び波及すると思います。インフレ率鈍化はさらに拍車がかかると予想し、特に来月(2023年1月)に発表される12月のCPIは各国で更なる下落が予想できます。
つまり、今まで急ピッチに上昇していた政策金利の上昇速度も明らかに減速をはじめるでしょう。
その場合、ドル/円やクロス円も大きく巻き戻すことになりそうです。景気減速はインフレ率が高かった国が著しくなると予想し、逆に日本のように浮き沈みがない分、リセッション率も低いと予想できます。よって、ある程度の円高が期待できるのではないでしょうか。

目次

▼ドル/円日足チャート分析
▼ユーロ/ドルの上昇調整も大きなものとなる?

ドル/円日足チャート分析

USD/JPY 日足
出所:TradingView

ドル/円日足チャートです。
年初からフィボナッチを引いておりますが、まだ半値押しにすら到達をしておりません。
上昇が大きかった分(山が高かった分)、下落の調整も大きなものになると予想できます。
まさに格言通り、「山高ければ、谷深し」でしょう。
ちょうど、137.50-137.60にレジスタンスラインが引けますので、このあたりを起点に再度下落トレンド再開となるように考えております。

再度反落に向かうならば、50%押しの132.70付近を意識したショートトレードが良いのではないでしょうか。
また長期RCI52(橙)は下向きで推移しており、まだ道半ばといった形です。
中期RCI26(水色)は-80ラインを割り込み、売られすぎゾーンに突入してしばらく経過をしておりますが、下落トレンドとなれば1-2ヶ月は簡単にボトム圏で張り付きます。
強いトレンドの場合、張り付いてから本番になりますので、まだ1カ月ぐらいは下落トレンドが続くことに期待をしております。

原油価格による下落が加速→インフレ沈静化加速→利上げペース減速orターミナルレート引き下げ
この構図が描けますので、ドルは中期ベースで大きく調整が入る方向を堅持します。
ただし、それが130円まで割れるかはわかりません。もうしばらくはドル安方向で織り込みにいくのではないでしょうか。

ユーロ/ドルの上昇調整も大きなものとなる?

ユーロ/ドル長期日足チャート分析に切り替えます。
下落トレンド最中かもしれませんし、上昇に転じたとも判断できるかもしれませんが高値と安値は直近明らかに切り上げております

EUR/USD 日足
出所:TradingView


2021年6月の高値である1.22付近から計算しますと、現在のレートはちょうど38.2%戻しといった具合です。
こちらは逆に、「谷深ければ山高し」ではないでしょうか。
また欧州は積極的に通貨高に誘導しなければ現状のインフレ率を大幅に抑え込むことは困難です。
来週のECBでは利上げ幅は0.50-0.75%と予想されており、徐々に欧米金利差が縮小しつつあります。
米国よりも高いインフレ率であるため、欧州エリアはさらなる積極的な利上げや通貨高政策をとる必要があります。そして原油安による影響から、欧州各国の体力にも多少は余裕が出てくるでしょう。つまり政策金利は引き上げやすい環境が整いつつあるということです。
よってしばらくはユーロドル上昇方向で推移すると予想します。
第一ターゲットは半値戻しの1.0900方向で考え、買いトレード堅持といきたいところです。

【ひろぴー氏 12/8セミナー出演のご案内】

【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

f:id:gaitamesk:20191224173146p:plain
「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

f:id:gaitamesk:20191224173226p:plain

「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

f:id:gaitamesk:20191224173242p:plain

「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


「外為注文情報」はこちら

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。