今日のポンド/円見通し 「ポンドは独自材料なし。中国のゼロコロナ政策への抗議活動に注目が集まる」トレード戦略 2022/11/28

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次 

今日のポンド トレードシナリオ

ここまでの相場

・英11月製造業/サービス業購買担当者景気指数(PMI、速報値)はそれぞれ、46.2、48.8となり前月から横ばい。予想(45.8、48.0)を上回ったことがポンド買いの要因となった(11月23日)。

・英10月小売売上高(除自動車燃料)は前月比+0.3%と予想の+0.6%には届かなかった(11月18日)。

英10月消費者物価指数(CPI)は前年比+11.1%(予想+10.6%)と約41年振りの高水準となった(11月16日)。

・11月15日に発表された、英7-9月失業率(ILO方式)は3.6%と前回(3.5%)から低下。賃金上昇率(除賞与、3カ月平均、前年比)は+5.7%と堅調な伸びを継続していた。次回は12月13日発表。

・英7-9月期国内総生産(GDP、速報値)は前期比-0.2%と予想(-0.5%)を上回った。同時に発表された英9月月次GDPは前月比-0.6%(予想:-0.4%)となり2カ月連続のマイナス成長となった(11月11日)。

・11月3日にイングランド中銀(BOE)は0.75%の利上げを実施し、政策金利を3.00%とした。金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中2人がそれぞれ0.25%と0.50%の利上げ支持

今日のメインシナリオ

ポンドは独自材料なし。中国のゼロコロナ政策への抗議活動に注目が集まる

本日は、英国の主要経済指標や英金融当局者の発言は予定されていない。そのため、市場のリスク心理の強弱や、米国の金融政策に対する思惑がポンド相場を主導することとなりそうだ。

中国国内でゼロコロナ政策に対する抗議運動が起こっている。市場ではこの混乱への警戒感からリスクオフの米ドル、日本円買いが強まっている。欧米時間も中国当局の対応次第ではリスクオン・オフどちらが強まってもおかしくない状況となっている。
中国当局が強硬姿勢を見せると、リスクオフの動きが継続
ゼロコロナ政策の緩和を示唆するなど、民意に耳を傾ける姿勢を取ればリスクオフの巻き戻し
となると見ている。
また、米ドル/円が11月15日の安値137.67円前後を下抜けると円買いが加速する可能性があり、ポンド/円もこれに連れることが考えられる。米ドル/円のレートにも注意しておきたい。

個別の想定シナリオ

■中国でゼロコロナ政策への抗議活動が激化
⇒中国の政治、経済的な混乱への警戒強まる
⇒リスクオフの米ドル、日本円買いが強まる
⇒ポンド/円は下落

チャート分析

注目材料

中国でのゼロコロナ政策への抗議運動の行方

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は雨、ポンド/米ドルは晴れ。15時にポンド/米ドルのボリンジャーバンドで買いシグナルが点灯。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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