読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧

ポンド/円 ユーロ/円 週間為替見通し「ユーロ/円、対米ドルでの200日線突破が支援材料に」ハロンズ 2022/11/27

f:id:guh202109:20210908154742p:plain

執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

目次

執筆日時 2022年11月25日 14時30分

ユーロ/円、対米ドルでの200日線突破が支援材料に

11月21日週の欧州通貨は軟調

中国でのコロナ感染症の再拡大観測や、ゼロコロナ政策の長期化観測からグローバル経済の減速懸念が上値を抑制しました。米国の利上げペース鈍化期待でドル/円が138円前半まで下げたことも重しになり、ユーロ/円は143.656円、ポンド/円は167.167円までレンジ下限を広げました。ただ、対米ドルでユーロやポンドが上伸したため、下げ幅は限定されました。(各レート水準は執筆時点のもの)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

f:id:guh202109:20220728184343p:plain
外為どっとコム総合研究所のTEAMハロンズ(@TeamHallons) が、平日21時より配信するFXライブ番組

FX、ドル円高値期待3つの理由、米耐久財 Live W杯日本代表応援モード(2022年11月23日)- YouTube

インフレ加速でECBは引き締めペース加速も

ユーロ圏のインフレピークアウトの確証は未だなく、欧州中央銀行(ECB)のタカ派姿勢継続が意識される中、11/30(水)にユーロ圏11月消費者物価指数HICP速報値が発表されます。現状、12月理事会での利上げ幅予想は0.5%が有力ですが、指標結果によっては0.75%の織り込みが進展する可能性があります。米国での利上げペース鈍化観測の高まりとは対照的に、ECBの利上げ幅拡大への思惑が高まれば、金融政策を巡る両地域の温度差が支えになって、ユーロをもう一段押し上げる展開もあり得ます。また、ターゲット型長期流動性供給オペ第3弾(TLTRO3)の早期返済額が予想に届かなかったことも、ユーロの上向き圧力になっているとの指摘もあります。

TLTROを通じて提供した資金(2.1兆ユーロ)のうち、今回の早期返済額は2960億ユーロで、市場予想の6000億ユーロに届きませんでした。これではインフレ抑制のための流動性の引上げが十分ではないとの見方から、ECBが資産購入プログラム(APP)縮小ペースを速めるトリガーになる可能性があると、本邦大手証券会社では分析しています。金融当局内でも「痛み」を伴ってもインフレの抑制に努めるべきとの姿勢が広がりつつあり、消費者物価指数の結果には注意が必要でしょう。金融引き締めが需要を冷やし成長回復を阻害させるリスクがある点で、過度なユーロ高も期待しづらいものの、金利上昇期待から高値圏で底堅い展開になりそうです。

米金融政策との温度差がポンド下支え

英政府による財政健全化方針や英中銀の金融政策の正常化観測などを手掛かりに、ポンドは底上げが続いています。英国でのインフレ圧力緩和はまだ確信できないとして、英中銀のラムスデン副総裁は一層の利上げの必要性を示唆しています。また、一足先に利上げペース減速へ近づいた米国との金融政策を巡る温度差もポンドの支援材料となっています。ユーロ圏以上に英経済の不透明感が強い中で、素直にポンドを買って行ける状況と考えませんが、ファンダメンタルズで説明できないところまで米ドル高が進んだ後だけに、ポンド買い戻しが相応に大きくなっても不思議はないのかもしれません。来週は目立った経済指標がなく、他通貨の動向に引っ張られて方向性が定まりづらい展開かもしれませんが、12月会合に向けて上方向を完全に排除する状況にないように感じます。

ユーロ/円は反発期待窺う

ユーロ/米ドルが1.0390ドル近辺で推移する200日移動平均線を上抜けてきており、ユーロに対する下押し圧力は後退しています。ユーロ/円はいまだダウントレンドの形状ですが、厚めの日足一目均衡表・雲が支持帯となり、今後、徐々に下値を切り上げそうな雰囲気です。142.710円(執筆時点)で推移する75日線付近は押し目買いスタンスで臨みたいです。

【ユーロ/円チャート 日足】

EUR/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:EUR/JPY:142.500-146.500

もう一段のポンド高に200日線の壁?

こちらは、ユーロと違いポンド/米ドルが200日線(1.2185ドル前後)手前で足踏みしており、ポンド/円の上昇力も緩みやすい状況に見えます。対米ドルで200日線を越えてくれば、10月高値の172.125円回復が見えてくる一方、対ポンドでの200日線回復が叶わないようなら、163.044円(11月11日安値)からの反発幅の38.2%レベルである165.321円近辺までの調整はありそうです。目先は、対米ドルでのポンドの動向が、ポンド/円振幅の手掛かりになりそうです。

    【ポンド/円チャート 日足】

    GBP/JPY日足チャート
    出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
    予想レンジ:GBP/JPY:165.300-172.100

    11/28 週のイベント

    11/29(火) 18:30 イギリス 10月マネーサプライM4
    11/29(火) 19:00 ユーロ 11月消費者信頼感
    11/30(水) 16:45 フランス 10月消費支出
    11/30(水) 16:45 フランス 7-9月期国内総生産(GDP、改定値)
    11/30(水) 17:55 ドイツ 11月失業者数
    11/30(水) 17:55 ドイツ 11月失業率
    11/30(水) 19:00 ユーロ 11月消費者物価指数(HICP、速報値)
    12/1(木) 18:00 ユーロ 11月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
    12/1(木) 18:30 イギリス 11月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
    12/1(木) 19:00 ユーロ 10月失業率
    12/2(金) 11:40 ユーロ ラガルドECB総裁、パネルディスカッションに参加
    12/2(金) 16:00 ドイツ 10月貿易収支
    12/2(金) 19:00 ユーロ 10月卸売物価指数(PPI)

    一言コメント

    外為どっとコム総合研究所のTEAMハロンズ(@TeamHallons) が平日毎日21時よりライブ配信しています。番組では、注目材料の紹介、テクニカル分析でエントリーポイントや利食い・損切りポイントを解説し、実際にリアルトレードも行っています。ご興味のある方は、一度、こちらにアクセスしてみてください。

     
    ●免責事項
    本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。