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「FOMC待ち。11月はドル高継続か?ドル安反転相場入りか!?」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2022年11月2日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

今晩はFOMCです。
政策金利は+0.75%の利上げでほぼ確定でしょう。ポイントは12月の利上げ幅が+0.50%なのか、+0.75%なのか、市場の注目はそこに集まっております。
今回はドットチャートの発表がありませんので、声明文やパウエル議長の記者会見中の発言でその動向を見守る展開となります。
先日のニック記者の報道により、ドル安相場が開始されたのですが、その1週間後に火消しに回るような、タカ派な報道がなされ、再びドル高に向かい市場は乱高下しました。

おそらくなのですが、株式市場が続伸したことにより、FRBは嫌気を差したのか、市場を冷ますような発信がなされた可能性があります。

このように仮説を立てますと、今晩のパウエル議長のスピーチは、12月に利上げ幅を従来よりも減速させるものの、来年も引き締めを継続していくといった内容でまとめてくる可能性があります。

第一に短期金利の低下をおそらく望んでいるものの、株高は望んでいないでしょうし、ドルが安過ぎることも歓迎ではないでしょう。
しかし、米国の住宅ローンや自動車ローンの返済滞り件数が大幅に増加してきていることから、金利水準に配慮しながら、絶妙な語り口でマーケットを抑え込みにかかるように感じます。
ただし、やはり今年は大幅なドル高相場だったため、マーケット的には最終的に逆の値動きがまとまっていくイメージを個人的にはもっております。
よって、金利低下、ドル安、株高といった構図で11月は推移していくように考えます。

目次

▼ドル/円4時間足は高値レンジも徐々に右肩下がりか?
▼ドルインデックス日足
▼ポンド/ドル日足 下降トレンド上抜け待ち

ドル/円4時間足は高値レンジも徐々に右肩下がりか?

USD/JPY 4時間足
出所:TradingView

ドル/円の4時間足分析を行います。
先月後半から乱高下相場が続いており、145-152円の大きなレンジ相場となっております。
しかしながら、少しずつ高値と安値を切り下げていることから、最終的には145円を割り込んでくるように考えます。 非常にボラテリティが激しいため、現在はノーポジションで様子見です。
スイングトレーダーですが、今晩は珍しくドル/円ポジションは持たずに明日再考しようと考えております。
為替介入が入った後、一度も150円に乗せておりませんので、上昇した場合、150円手前あたりは上値が重くなるのではないでしょうか。

ドルインデックス日足

ドルインデックス 日足
出所:TradingView

珍しく、ドルインデックスの日足チャートも掲載します。ほとんどユーロ/ドルとドル/円の平均チャートみたいな値動きをします。

今年の安値近辺からトレンドラインが綺麗に引くことができまして、現在5点留めとなっております。
主要通貨に対してのドルの強さを表すチャートですが、高値は9月末に既に付けている状況です。
今晩のFOMCの結果次第ではこのトレンドラインを割り込んで反落方向で動き出すかもしれません。
日本円だけがあまりにも弱い状況なので、ドル売りで勝負をされる場合、ドル/円を除いたドルストレートペアでドルをショートするほうが効率的なように感じます。ドルが大幅調整となれば、フィボナッチ的には半値押しに当たる、105ドル近辺を予想します。ここはサポートラインも重なるクラスターポイントですので、サポートされやすいと考えます。調整が入り、ドルが下落するならば、目先ターゲットはここを想定しております。

ポンド/ドル日足 下降トレンド上抜け待ち

GBP/USD 日足
出所:TradingView

ポンド/ドルの日足チャートです。
英国ではスナク新政権が誕生し、中期計画予算案が策定されております。
11月中旬ごろを目処に再発表される予定でして、個人的には財政健全化に取り組む姿勢が強い首相のため、インフレ抑え込みから引き締め政策を掲げてくるように考えます。
国民の支持率が下がりやすい施策が多くなってしまいそうですが、致し方ないとは思います。マーケットからは健全に評価されるでしょうから、ポンド高相場に期待が持てます。
唯一、ポンド/ドルの少額ポジションだけをもってFOMCには望む予定です。
前述通り、12月の利上げ幅縮小観測となれば、ポンド/ドルは1.20方向に向かうと考えます。加えて、英国の金融引き締め加速観測となれば、米英金利差縮小になりますので、ポンドの買い戻しも入りやすいでしょう。
このシナリオ前提に期待して、ポンド/ドルのロングポジションは保有、FOMCの結果次第では追加エントリーを成行で入れていきたいと考えております。

以上、今週後半の戦略は前提条件付きですが、基本ドル売り方向で勝負予定です。

【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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