ドル円荒い値動き 未明のFOMCに注目集まる
1日の円相場は米10年債利回りの低下などを背景に一時147円台を割り込むまで円高ドル安が進みましたが、その後同日夜に発表された米国の 10月ISM製造業景況指数や求人件数に関する指標が予想を上回ったことを受けて反発し、1ドル=148円台を回復しました。しかし2日朝には148円台前半から147円台前半まで反落するなど、荒い値動きが続いています。
今夜は日本時間の3日午前3時にFOMCの政策金利発表、その後3時半より会見が予定されており、今後のドル円相場を見通す上で非常に重要なイベントとして注目度が高まっています。
FOMC発表でドル円相場はどうなる?
現在アメリカで開かれている米連邦公開市場委員会(FOMC)は日銀の金融政策決定会合にあたるもので、今後のアメリカの金融政策に関する方針が決定されます。
3日午前3時に発表される政策金利は引き続き引き上げられるとの見方が強くなっていますが、市場の関心は会合後の会見で今後利上げのペースを緩めることを示唆する発言があるかどうかという点に集まっています。
会見の内容が今後も積極的な利上げを続けることを示唆するものだった場合、さらに円安ドル高が進む展開が予想されます。逆に利下げ幅の縮小が示唆された場合は、円高ドル安方向の動きとなる可能性があります。
今週は4日(金)夜に米雇用統計発表もあり、重要イベントを受けて大きな相場変動もありえるとして、市場関係者の間では警戒感が高まっています。
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