FX/為替予想「注目の豪CPI!RBAの利上げ幅再拡大に必要なのは?豪ドル/円は上がる?」今日の豪ドルトレード分析 2022/10/26

※CPIトリム平均について質問をいただいたため
下記、豪ドルちょい足し情報を加筆しました。10/26 14:00

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

本日 9:30 豪7-9月期消費者物価指数(CPI)発表!
・9月29日に豪統計局は7,8月の月次CPIを発表。7月が前年比+7.0%、8月が+6.8%とインフレ率は高止まりしている。7月27日発表の豪2022年4-6月四半期CPIは前年比+4.9%(トリム平均)と、インフレ率は前期(+3.7%)から急伸する結果となった。7-9月期の市場予想は7.0%となっている。

・WTI原油価格は小幅反発。米国の利上げペース減速観測による米ドル売りが原油の買い戻しに繋がった。一方で、米経済減速懸念の高まりが上値を抑えた。一時1バレル=85ドル台まで上昇(10月25日)。

・9月分の豪雇用者数は900人増と予想の2.5万人増を大きく下回る。失業率は3.5%、労働参加率は66.6%と前月から横ばいとなった(10月20日)。

・10月4日に豪準備銀行(RBA)は金融政策会合を開催。市場予想の0.50%を下回る0.25%の利上げを実施し、政策金利を2.60%とした。

・2022年4‐6月期の賃金指数(前年比)は+2.6%と市場予想(+2.7%)を下回る。前期比は+0.7%(前回:+0.7%)と、賃金は堅調さを維持している(8月17日)。次回は11月16日発表予定。

今日のメインシナリオ

注目の豪CPI!RBAの利上げ幅再拡大に必要なのは?豪ドル/円は上がる?

RBAは急速に引き上げた金利が経済に与える影響を見極めるため、10月の理事会で利上げ幅を0.25%に縮小した。RBAは金融政策の策定の際に、雇用市場とインフレ(CPI)動向を特に重視しているが、豪9月雇用統計は前月から横ばいだった。豪雇用統計はRBAが利上げ幅を再拡大する強い理由にはならなかった。
本日は豪7-9月期四半期CPI9月月次CPIが発表される。7,8月の月次CPIがそれぞれ前年比+7.0%、+6.8%だったことから、7-9月期CPIの市場予想は+7.0%となっている。7-9月期CPIが市場予想通りであれば、「11月も0.25%利上げ」との思惑が強まり、豪ドル相場に大きな影響は与えなさそうだ。他方で、RBAは2022年末のCPIを+7.75%と予測している。月次CPIが7%後半や8%台まで大幅に伸びていた場合には、「RBAが利上げ幅再拡大」の思惑が強まることとなる。奇しくも、米連邦準備制度理事会(FRB)に利上げ幅縮小観測が浮上している。そのため、利上げ幅拡大のRBAと縮小のFRBの(ともに期待)観点から豪ドルは対米ドルでの買い戻しが強まることになるのではないだろうか。

個別の想定シナリオ

■豪9月月次CPIが大幅に上伸
⇒RBAの利上げ幅再拡大の思惑強まる
FRBは利上げ幅縮小観測が浮上している
⇒豪ドルは対米ドルで買い戻し優勢
⇒豪ドル/円は上昇

チャート分析

今後の注目材料

豪7-9月期CPIと9月月次CPI
米9月新築住宅販売件数
世界的な株価動向

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。8時に豪ドル/円のストキャスティクスで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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豪ドルちょい足し情報

豪州のCPIは総合のほかにCPIトリム平均とCPI加重中央値が発表される。
トリム平均は総合のCPIから価格変動の大きな上位15%と価格変動の小さな下位15%を除外したものになる。※加重中央値は全項目の中央値(平均ではない)

他方で、米国で発表されるコアCPIは、全体から価格変動の大きな食料品、エネルギー価格を除外したものになる。※ちなみに日本の場合はコアCPIが除生鮮食品、コアコアCPIが除生鮮食品&エネルギーとなる

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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