この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を3分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル円のイベントリスクは下方向、インフレ楽観論にお灸-米パウエルFRB議長発言
動画要旨
【パウエルFRB議長発言】
9月8日、22時10分から米パウエルFRB議長が金融政策を巡る会議に出席して発言します。
米個人消費支出デフレーター、ISM製造業・非製造業景況指数、雇用統計と新たなデータが明らかとなった後、初めての公の場での発言となります。これらの指標結果を受けて、議長のスタンスに変化の兆しが見られるのか、それともインフレの火消しに邁進(まいしん)する姿勢を改めて示すのか注目されます。
【米パウエルFRB議長発言を見る上でのポイントは3つ】
1つ目は、FRBのタカ派姿勢は崩れていません。
直近2週間で、FOMCで投票権を有するメンバーの金融政策を巡る発言の一部です。4名のうち半数のメンバーは、金利水準が来年2月には4%へ達するとの認識を明らかにしています。
2つ目は、総合のインフレは低下だが、コアはまだ下がりが鈍いことです。
グラフは、クリーブランド連銀が公表しているCPINowですが、これを見るとガソリン価格の下落で総合的なインフレ低下は窺えますが、コアの部分は横ばいで、十分なインフレ抑制には至っていないようです。
3つ目は、平均時給は上昇傾向です。
8月の平均時給は前月比ベースで伸びが抑制されましたが、時間給自体は右肩上がりの状態で、インフレ鈍化の材料にはなりづらいです。
【結果とドル/円の反応】
米パウエルFRB議長発言
TEAMハロンズとしては、インフレ鈍化の証拠が不十分との見方から、①をメインシナリオと考えますが、パウエル・プットの側面が感じられた場合の方が、より値動きが大きくなる危険はあり、イベントリスクとしては下方向と考えています。
※この文章は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
本日のYoutube配信URL(21:00開始)
円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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