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FX/為替予想「ドル/円140円はいつ!?今夜はADP雇用統計&月末ロンドンフィキシング」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2022年8月31日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

本日は31日ですので、月末ロンドンフィキシングです。
そして3カ月ぶりのADP雇用統計になります
システムを刷新したADP雇用統計だそうですが、金曜日の米雇用統計とどれほど整合性があるのでしょうか?(精度が上がったとのこと。)
もし仮に予想が当たるとなれば、来月のADP雇用統計からは盛り上がりを見せるようにも思えます。

さて、ドル/円ですが、今週は139円台に一時的に乗せる場面がありました。
年初来高値であり、20年ぶりの高値をつけた139.40円ですが、ここを超えますと、やはりストップロスが出そうです。
140円の大台も見えてきますので、報道機関でも盛り上がりを見せるのではないでしょうか。

目次

▼ドル/円 140円はいつか!?
▼天然ガス価格が急騰の欧州、ECBは急遽利上げなのか?
▼反発形状もRCIは反転失敗パターンが間も無く点灯

ドル/円 140円はいつか!?

USD/JPY 4時間足

ドル/円4時間足分析から始めます。
まず気になる140円到来時期ですが、米雇用統計前後から来週の月曜にかけての東京時間が一つのターニングポイントではないかと予想しております。
まず、今晩のADP雇用統計の結果および月末のロンドンフィキシングのフロー次第なところもあります。
今月はドルストレートですべてドル高になりましたが、流石にドル売りではないかと予想が一般的である反面、すでにユーロ/ドルを中心に数日、ドル売りフローが大きく出ているため、もしかしたら、すでに消化されている可能性もあります。
ここ最近は全て逆に行くことが多いので、案外今晩の23-24時はドル買いで動くかもしれません。
このあたりには注意を払いながら、スイングトレードを継続していきたいと思います。

個人的なポジショントークですが、ドル/円の136円台、137円台、138円台と全てポジションを買いで持っており、マーケットのトレンドに付いていっている状況です。
チャート上では、先週の136円台の揉み合いで一定のポジションが大きく清算されたと考えており、その証拠に月曜日から急上昇となりました。
この上昇トレンドのスタートは、136円台からのものだと考えており、つまり、押し目がまだ浅い展開になると予想します。
現に今週は138円を超えてから割り込むことをしておりません。
138-139円での推移をしており、イベント消化待ちではないかと予想します。
また8月27日の土曜日が新月(大潮)だったのですが、大潮付近でトレンドが止まったり、再開されたりとマーケットの潮目になることが多いです。
今回の上昇は金曜のNY時間から始まった再上昇トレンドですので、この流れはしばらく続くイメージです。
RCI的にも、RCI26と52が+80をしっかりと超えていない点では、相場の過熱感はさほどでもないでしょう。
139.40円を抜けた場合、一定の上昇の余地が残っているのではないかと想像します。

天然ガス価格が急騰の欧州、ECBは急遽利上げなのか?

欧州とNYの天然ガス先物価格
出所:Tradingview

こちらは、欧州天然ガスのドル建て価格とNYの天然ガス先物価格です。(弊社、山中作です。)
昨年8月の欧州天然ガス価格は15USD程度だったのですが、つい先日、100USDをつけた状況です。
現在、欧州各国政府機関から光熱費の補助金対策など経済対策が次々と発表されていることから、価格上昇に歯止めがかかっている状況です。
しかしながら、ロシアからドイツの伸びる天然ガスパイプラインが整備のため、本日から数日止まると報道を受けております。
これにより、供給価格が不安定となっている状況です。
こういったロシア依存にさらされているドイツ経済ですが、昨日のCPIも市場予想を上回る+7.9%という高い水準となりました。
CPIの高止まりが利上げ論争につながっている状況のようです。
来月のECBでは0.75%の利上げ論も出ており、ユーロ高の要因となっております。
ユーロ/ドル4時間足チャートを見ていきましょう。

反発形状もRCIは反転失敗パターンが間も無く点灯

EUR/USD 4時間足

現状は0.9900-1.0100のレンジ相場となっております。
個人的にはショートポジションを持っているので売り前提で分析を論じさせていただきます。

まずレジスタンスラインは1.010-1.020ゾーンとなりますので、ここを抜けた場合はストップロスが強めに走ると予想します。
ですので、僕と同じくショートされている場合、損切り位置はこのあたりに置いておくのが良いでしょう。

RCIは反発形状をしているものの、実は失敗パターンに近づいてきているのが現状です。
理由としましては、RCI26が0.00ラインのミドルラインを突破するタイミング、RCI52が-80ラインを突破するタイミングというのは、こういった形状で順張り方向に走りやすい傾向があるのですが、現状そのようになりきれておりません。
次は個人的にラストチャンスだと考えるRCI52が0.00ラインを上抜けた際に、ローソク足が上昇トレンドを発生させそうな大陽線などが出ない場合、失敗パターンとなることが多いです。
その場合、再び元のトレンドに戻ることが多いため、その場合は、売りトレンド再開となるように感じます。
あと1-3日の辛抱だと考えます。
またECBの利上げですが、利上げした場合、イタリアの長期金利が急騰すると予想します。
前回そうだったのですが、利上げタイミングや利上げアナウンスの際にユーロが買われたのですが、イタリア長期金利が急騰したため、すぐにユーロは反落しました。
個人的にはどうしてもその印象が強いため、確かに直近上昇材料が揃っているのですが、あがったところは売り場となり、やはり短命に終わってしまうのではないかと予想します。

米国ほど、金利を上昇させる力は欧州にはありません。このまま中途半端な利上げに終わり、経済は困窮し、再び南欧債務問題に直面するのも時間の問題なようにも感じます。
こういったファンダメンタズ分析も交えて、ユーロはあまり買う気になれない通貨の一つでもあります
本日は全般的にファンダメンタルズ多めのお話になりましたが、いずれにしても今週はADP雇用統計、ロンドンフィキシング、米雇用統計という流れでイベント通過待ちが前提です。
いずれにしてもドル/円は上昇目線ですが、139.40円ないしは140円突破は、金曜日の米雇用統計以降、または来週月曜日以降と予想しております、ご参考まで。

【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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