FX/為替「円ネットショート増加」【今週のIMMポジション】2022/8/29

シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。

執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート増加

▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットショート小幅に増加

▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットショート小幅に減少

ドル/円

IMMポジション ドル/円

ポイント

【円ネットショート増加】
8月23日時点で円のポジションは、ドルに対して3.9万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートの積み増し度合いが大きかったことから、ネットショートは前週から1.0万枚増加。
期間中のドル/円相場は、米10年債利回りが節目の3.00%を超えて上昇すると137円台へと上昇した。
投機筋のドル/円相場に対する先高期待が再び高まりつつあるようだ。

ユーロ/ドル

IMMポジション ユーロ/ドル

ポイント

【ユーロネットショート小幅に増加】
8月23日時点でユーロのポジションは、ドルに対して4.4万枚の売り越し(ネットショート)。
ロング、ショートともに積み増されたがショートの積み増し度合いが僅かに大きかったことから、ネットショートは前週から0.1万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は、ロシアからの天然ガス供給不安が高まる中1.00ドルを割り込んで下落した。
投機筋は依然としてユーロに対して弱気だが、先安観が一気に拡大する流れにはなっていない。対ドル相場がすでに約20年ぶりの水準にまで下落したとあって、安値拾いのユーロ買いも出ているようだ。

ポンド/ドル

IMMポジション ポンド/ドル

ポイント

【ポンドネットショート小幅に減少】
8月23日時点でポンドのポジションは、ドルに対して2.8万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングの積み増し度合いが大きかったことから、ネットショートは前週から0.5万枚減少。
期間中のポンド/ドル相場は、欧州の景気不安を背景に節目の1.200ドルを割り込むと、そのまま約2年5カ月ぶりに1.1718ドル前後まで下落した。
急速に下値を拡大したことで、一部の投機筋は押し目買いに動いたと見られる。


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IMMポジション


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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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