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FX/為替予想「75bp利上げは織り込み済み!注目は今後の追加利上げに対するスタンス」注目の高金利通貨 メキシコペソ/円 8月10日号

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執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也

メキシコペソ/円(4時間足)

MXN/JPY 4時間足
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

直近1週間のポイント

・米7月雇用統計受けて景気後退懸念和らぐ
・メキシコ7月CPI加速

足元のメキシコペソ/円は強含みの展開

メキシコペソ/円は5日に6.6円台を回復。
ペソは、米7月雇用統計が市場予想を上回ったことで対ドルでは下落しましたが、それ以上に大きく円安に振れたためペソ/円としては上昇しました。
米雇用統計の好結果で世界的な景気後退への懸念が和らぐ中、原油価格の反発を受けて8日も6.674円前後へと続伸。
9日にはメキシコ7月消費者物価指数(CPI)が前年比+8.15%に加速(6月+7.99%)したこともあって6.681円前後まで上値を伸ばしました。

注目ポイントは中銀の政策金利

11日にメキシコ中銀が政策金利を発表します。
市場予想によると75bp(0.75%ポイント)の利上げが濃厚で、政策金利は8.50%に引き上げられる見通しです。
中銀は前回の声明で、インフレ抑制に向けて追加の大幅利上げに前向きな姿勢を示していました。
先週9日に発表された7月CPIが2000年以来の8%台に加速したことで75bp利上げはほぼ確実と見られます。
今回の75bpの利上げは市場も織り込み済みだけに、追加利上げへのスタンスがペソ相場を左右することになるでしょう。
そうした中で、やや気になるのはロペスオブラドール大統領の存在です。大統領は前回の利上げ直後に「中銀の独立性は尊重するが」と前置きした上で「政策金利引き上げ以外のインフレ率上昇抑制策を考えるべき段階に来ている」と述べて利上げによる景気減速への懸念を示しました。
大統領の意向が中銀の追加利上げに対するスタンスに影響しないか確認したいところです。

来週までのメキシコペソ/円の見通し

予想レンジ
6.550~6.800円
基調
方向感模索

来週までの注目ポイント

☆8/11 メキシコ中銀政策金利
・主要国株価、国際商品価格



「為替チャート|メキシコペソ/円(MXNJPY)|60分足」はこちら

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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