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FX「2Q・GDPは悪化も6月の指標は改善。人民元はドルをフォローした動き」人民元見通し

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総括

FX「2Q・GDPは悪化も6月の指標は改善。人民元はドルをフォローした動き」人民元見通し

(通貨4位(4位)、株価5位(5位))
予想レンジ 人民元/円 20.2-20.7

(ポイント)
*10日以内に米中首脳会談か
*2Q・GDP悪化も6月は指標改善
*中国原油輸入、ロシア産が増加
*中国・EUの経済貿易ハイレベル対話が開催された
*米ペロシ下院議長は台湾訪問を計画している
*6月は1000億ドルに近い膨大な貿易黒字
*消費者物価は2%台で落ち着く
*中国の格付け「A+/A-1」で据え置き
*21年は経常黒字41兆円、貿易黒字80兆円でも人民元は安定の国
*ゼロコロナ政策が解除され経済は回復方向へ
*金融政策は穏健
*世界はQUADやIPEFで中国を切り離す
*米銀が2022年の成長見通しを下方修正 中国は5.5%目標堅持

(バイデン大統領、中国の習主席と向こう10日以内に協議か)
 バイデン大統領は、中国の習近平国家主席と向こう10日以内に協議するとの見通しを示した。
またペロシ下院議長が台湾訪問を計画しているとの報道については、現時点で訪台するのは良い考えではないと軍は認識していると述べた。

(2Q・GDP失速でも人民元は売られず)
 2Q・GDPは予想通り失速したが、人民元は大きく売られず、米ドルとパラレルに動いている。今週は米ドルがやや売られているので人民元もフォローし12通貨中で8位(ドルは9位)、月間では4位(ドルは1位)、年間では5位(ドルは2位)となっている。米ドルを中心とした通貨バスケット制を採用し、人民元を管理している。

(2Q・GDPは失速も、2Q後半の経済指標は改善)
中国の2Q・GDPは前四半期から予想以上に縮小し、前年同期に比べた成長も大きく減速した。新型コロナウイルス対策のロックダウンの産業活動や個人消費への打撃が鮮明になった。GDPは前期比では2.6%減。予想の1.5%減を上回る減少となった。前年比では0.4%増と、1Qの4.8%増から大きく減速した。2020年1Qの6.9%減を除けば、1992年の統計開始以降で最低の伸びとなった。上海市経済は2Qに前年比13.7%のマイナス成長となった。北京市は2.9%のマイナス成長。ただコロナ関連規制の多くが解除され、6月の統計は回復の兆候を示している。
 
(6月の鉱工業生産、小売売上)
6月の鉱工業生産は前年比3.9%増加し、5月の0.7%増から伸びが加速した。6月の小売売上高は前年比3.1%増加し、5月の6.7%減からプラスに転換した。
今年の経済成長率を5.5%前後とする政府目標の達成には下半期に急激な加速が必要になる。

(6月中国原油輸入、ロシア産が首位維持 サウジ産減少)
中国の6月の国別原油輸入統計では、ロシア産が2カ月連続で首位となった。
価格の高いサウジアラビア産の輸入が減り、安価なロシア産の輸入が増えた。
ロシア産の輸入は前年比約10%増、サウジ産の輸入は前年比30%下回った。
また中国は米国の対イラン制裁にもかかわらず、イラン産原油の輸入を続けているが、ロシア産との競争が激しくなっている。

(中国・EUの経済貿易ハイレベル対話)
 中国とEUが第9回経済貿易ハイレベル対話を開催し、劉鶴副首相とドムブロフスキス欧州委員会上級副委員長が「実務的で率直かつ効率的な」議論を交わした。
貿易と投資の自由化と円滑化を積極的に図り、公正な競争と知的財産権保護などに取り組むとしている。

テクニカル分析(人民元/円)

高値更新後は小反落

日足、7月14日にボリバン3σ上限で年初来高値を更新してからは小反落。7月19日-20日の上昇ラインがサポート。下抜くか?7月14日-20日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き、20日線上向き。
 週足、ボリバン2σ上限近辺で推移している。5日線に沿って上昇。7月4日週-11日週の上昇ラインがサポート。
 月足、4月-5月の下降ラインを上抜いて6月大陽線。7月はここまで陽線。5月-6月の上昇ラインがサポート。雲の上。2σ上限。
年足、21年は大陽線。20年-21年の上昇ラインがサポート。15年-21年の下降ラインを上抜いて22年スタート、ここまで陽線。



チーファンラマ

ペロシ米下院議長、8月に訪台へ

FTによれば、米国のペロシ下院議長は8月に台湾訪問を計画している。ただバイデン大統領はその訪問に否定的だ(上述)。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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